マイナス6℃の中で
ほんの少し前に12月だというのに、夏日になったと仰天したかと思ったら、それから数日であっという間に冬日に。
今朝はことのほか寒さが厳しかったです。
蓼科は、もう山の上は通行止めになってしまった。
だと言っているのに、麦草峠に行くと言い出した夫。
雪が見たいというのが理由だとか。
はい、言わんこっちゃない、途中で通行止めです。
車の温度計では
マイナス6℃
ずーっといい天気だったので、道路も乾いていて凍っていなかったのがラッキーでした。
でも森の中は、霜柱が立ってます。
残念ながら引き返し、清里へと向かうことに。
その道路を走っているときに、また「通行止め」の看板を見た。
が、夫は止まらず走り続ける。
道は広いし、雪も降ったわけじゃない。
なんとかなるだろうと延々走っていく夫。
「あのねえ、これで最後に通行止めって出てきたらどうする?」
「そうなったら今日は2度目ってことになるな」
はい、2度目の通行止め。
清里まであと10キロという地点でした。
すると、いつもはこんなところに店があるなって素通りしていた店の前だった。多分、こういうことがなかったら一生行くことのない店だったと思うが、お昼時だったので立ち寄ることにしたのです。
これがそのお店です。
中に入ると、メニューがいっぱい!
いったい何を食べていいのかわからないので、おすすめを聞いて、この二つを選んだ。(笑)
「冬の山菜盛り合わせ定食」↓と・・・
「マタギ定食」↓
わかります?
入っている肉は「鹿肉」です。
鹿も猪も捕れたてですって!
鹿肉はヘルシーで柔らかくて超美味。
帰り、駐車場にある木を何気に見たら、今日さばいたかと思われる
猪の皮がぶら下がっておりました。
ネットで調べてみると、なかなか評判のお店らしく、味も美味しかったし
客も結構入っていた。
私たちのように強引に走ってきた車だったのか、元々それが目的で来たのかは定かではないが、客足は途絶えることはなかった。
ただ今来た道を引き返すのもしゃくなので、枝道を見つけて入っていくと洒落た別荘地に着いた。
どんどん行くと、なんと「平山郁夫シルクロード美術館」に遭遇。
北杜市だった。
ちょうど
「中国工芸の精華と
平山郁夫
シルクロード紀行」-中国編ー
(画像はお借りしました)
いやはや道に迷ったおかげで、平山郁夫に出会えるなんて。
「塞翁が馬」?(笑)
いつもの道に出たら「千年の豆腐」屋さんの前を通ることに。
2丁買いました。
初めて出会ったときは、おじいさんとおばあさんとでお店をやっておりました。
何年か通っているうちに、おじいさんだけになって、そのおじいさんの姿も見なくなって奥さんになったり、今日は息子さんと思われる方が、お店を切り盛りしておりました。
そこで、何気なく尋ねてみました。
「おじいさんは、お元気でいらっしゃいますか?」と。
「はいはい、元気は元気なんですが、足が悪くなって今は、施設に入ってます。至れり尽くせりの毎日で、本人、ますます元気になって喜んでおりますわ」
と息子さん。
思わず、
「そうでしたか。お元気でよかったです」
と答えていた私。
Source: 鬼嫁介護日記