待ち望んだ香川県講演について
毎週のように北海道から道外に移動をしている僕にとって、天候は何より心配な事柄である。
この季節になるともう台風の心配はないが、なんといっても冬だからいつ雪で飛行機が欠航になるかわからない。新千歳空港の滑走路は2本あるが、大雪の日はその滑走路の除雪が間に合わずに、2本とも閉鎖になることも珍しくないのである。終日滑走路が閉鎖されることは、そう何日もあるわけではないが、数時間の閉鎖はいつあってもおかしくない。そうなると自分が利用予定の便が飛ぶとは限らない。実際に先週の金曜日も、雪による視界不良で欠航便が数多く出た。
そんな風に雪の影響で遅れが出ることは当たり前のようにあるから、夏の間は当日移動できる地域であっても、12月~3月までの期間は、できるだけ前日移動を心掛けている。しかしそれも飛行機が欠航になってしまえばどうしようもない。そんな心配が常に付きまとうのがこれから3月いっぱいまで続くのである。幸い今日は予定通り飛行機は飛びそうだ。
ということで今日も僕は新千歳空港の「さくらラウンジ」で、この記事を更新している。
明日、香川県高松市のホテルパールガーデンで行われる、「香川県老人福祉施設協議会研究大会」で講演と分科会の助言者を務めるためである。
明日の研究大会は1日だけの開催で、午前中は僕の記念講演、「介護の誇り~プロとしての意識改革」のみの予定となっている。昼休みを挟んで午後からは、3会場に分かれた分科会だ。僕は、「介護サービスの質の向上に関する取り組み」というテーマの会場で助言者を務める。この会場では特養5施設と、ケアハウス2施設の研究発表が行われる。
発表テーマはそれぞれ、「介護事故防止と自立支援」・「ノーリフトケア・利用者の安心を目指し」・「褥瘡完治!~ご家族からのバトンを受けて」・「個別ケアの実践~Aさんのライフヒストリーを巡って」・「口腔ケアと栄養ケアマネジメント」・「臨床心理士とともに行う認知症ケアへの取り組み」・「STOP!ザ・スピーチロック~言葉を変えれば意識が変わる」とされている。
大変興味深い発表テーマばかりで、どんな研究発表が行われるのか楽しみにしている。若い人たちの研究発表に僕も刺激をいただいてきたい。そして僕自身が、福沢諭吉の「学ベバ進ム」という言葉をかみしめて、さらに前に進みたい。
このブログ読者の方はご存知の方が多いと思うが、僕が今まで講演を行なったことがない都道府県のうちの一つが香川県であった。そのため招待を受けることを待ち望んでいたわけで、講演依頼の連絡をいただいたときは思わず飛び上がって喜んでしまった。今朝、自宅を出るのは9時過ぎでよかったのに、興奮して朝4時に目が覚めてしまった・・・。
今回の講演によって、四国4県ですべて講演実績ができることになる。香川県講演をする前に、ほかの土地で讃岐うどんは決して食べないと誓っていたので、今回晴れて讃岐うどんも食べることができることになる。しかしその機会があるかどうかは今のところ分からない・・・。香川名物の「骨付き鶏」も食べたいところだが、年寄りの胃袋はそれほど許容量がないので、どうなることか。
これを機会に、今後たびたび香川県に呼んでいただけると、今回ですべて堪能して帰ってくる必要はないので、ぜひそうしてもらいたいところである。
これで日本の都道府県で講演を行なっていない県は山梨県と鳥取県の2県のみになった。その2県にも、いつか呼ばれる機会はあると期待しつつ、目の前に迫った香川講演に全力投球してきたいと思う。
さてまだ時間がある。そういえばもう師走である。師走・・・。
でも本当に忙しい。先週木曜日と金曜日に、連載原稿締め切りのお知らせメールが相次いで届いた。1本のメールは18日を締め切り日と指定し、もう1本が20日の指定であった。毎月のことであるが、今月は特段の事情があって忙しいので焦っている。
今日香川に飛んだ後、次に北海道に戻るのは12日(水)になる。香川からは北海道まで直行便がないため、羽田経由で新千歳に飛んで、そこから自宅に高速バスで帰るが、家につくのは陽がとっぷり暮れた夜になる。そして翌日の13日(木)は地元で打ち合わせと会議が入っており、ほぼ1日がつぶれししまう。その翌日の14日(金)は、今度は茨城県取手市講演の前日移動のため、取手市に向かい、北海道に戻るのは17日の夕方になる。原稿を書く時間がなかなか取れないのである。
旅先でも文章は書けるだろうという声が聞こえてきそうであるが、講演の旅の間は頭がそちらに向かっているので、旅先では良い文章が書けないのだ。それに呑み会もある・・・。そっちが大事である。だから連載原稿はほとんど旅先では書かない。書けないのである。
しかも多分今日のうちに1月に出版予定の本の初稿ゲラが家に届いているはずだ。これも20日過ぎには校正して送り返さねばならない・・・。とてもではないが取手講演を終えてからこの仕事にかかったのでは間に合わないので、18日締め切り原稿は、昨日まで頑張って書き上げた。旅先でその文章を推敲して取手講演に出かける前に送ろうと思っている。
出版本の初稿ゲラは取手講演の際にも持っていき、滞在ホテルで空いた時間に校正しなければならないだろう。こちらは考えて文章を思い浮かべるのではなく、すでに書いて文章の直しだから旅先でもできると踏んでいる。(しかし今まで旅先で行ったことがないので、どうなるやら・・・。)
20日締め切りの原稿は、頑張って18日から3日間で書き上げようと思っている。
そこさえ頑張れば、21日(金)~2泊3日で愛媛県久万高原町講演を行なって、そしてゆっくりと年末を迎えられるはずだ。・・・と思う。がなんか変だ・・・。初稿ゲラの次は、即出版とはならないよな。ということは・・・年末にかけて2次校正のためのゲラが送られてくるということか。今年も年末年始はゲラ校正・・・。
師走ですから、し忘れないようにします。
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