フェアトレード
久しぶりに目にした言葉「フェアトレード」。
今日の日経の夕刊の第一面を飾っていたのだ。
私が初めてその言葉を知ったのは、なんと中学校の英語教科書。
なので、結構若い人は知っているのではないかと思われるのだが、日本での言葉の認知度は50%と、欧州などの90%という数字を考えると、ちょっと情けない状態である。
「フェアトレード(公正取引)」というのは、発展途上国で生産された農産物などが適正価格で継続的に取引できるようにし、途上国の生産者の生活を改善する運動の一つである。
つまりは、アフリカなどの途上国でカカオ豆などの採取に、ただ同然で子供が使われていたという事実に憂慮した欧米の国が1960年代から本格化したのが、このフェアトレードである。
これで途上国の児童労働が禁止されたわけだ。実質はどうなのかわからないが。
初めはどうしてもコストが1~2割高くなるので、なかなか消費者に受け入れられなかったようだが、いまや、それを逆手にとって、フェアトレード商品を扱うことで、働く人の人権に配慮していることをアピール
して、消費者を取り込もうというわけだ。
日本の企業もこのフェアトレードに動いた、というのが記事になっていたというわけだ。
私はつい最近、宝塚市のファミリーレストランでこの文字を目にした。
つまり、そこのレストランのコーヒーなどにフェアトレード商品を使っていたのだ。
「ああ、ようやく日の目を見るようになってきたんだなあ」って思ったものだった。
私の頭の中を、カカオ園で一日中働く子供たちの姿やフィリピンでゴミの山の中を漁って歩く子供の姿などが浮かんでは消えた。
「フェアトレード」の文字につい・・・で、今日の記事となりました。
Source: 鬼嫁介護日記