私の悩み

ナニサマがいなくなってから(亡くなってはいません)、私たち夫婦は娘宅にて夕食を食べて帰ってくるという生活をしています。

もちろん、孫くんのこと、娘のことを考えてそういう風にしたのです。

これも、あとどのくらいやればいいのかって話なので、期限があることなので続けているわけです。

 

ただ、夫のことを考えると、仕事から帰ってきて毎日娘宅に通わさせていることを考えると、少し不憫な気もしています。(笑)

夫も好きなお酒が飲めません。

 

そして何より、どうやら夫は寛げないようです。

やはり自分の家じゃないことが、どこか不便さを感じるのでしょう。

自分の見たいTVも見れないし(なんて言ったって、家ではチャンネル権は夫ですから(笑))、どこか肩身の狭さを感じているようです。

母親は、キッチンで料理を作っているわけだから、そういった肩身の狭さは感じないのですが、男の人は、食べに来るだけなので、どこか居心地が悪いんでしょう。

 

娘はそのへんをどう思っているのか、いつものように親には遠慮のない子なので、父親にも言いたい放題なところがあるので、夫はただでさえ居心地悪いのに、いたたまれなくなってしまうようです。

 

でも、夫も娘や孫のことを思うと、少しでも楽な生活にしてやりたいと思うので、我慢しているようです。

 

あまりうまく自分の気持ちを言うのが苦手と言うか、プライドが高い人なので、こちらが推し量ってやらないと、結構ナイーブなので、傷ついていることもあるんだよね。

 

娘は私の姉に似ていて、自分の家族をとても大事にします。

それはまさに「家族ファースト」という感じです。

それでいいと思います。大事なことです。

でも、時折、娘にも姉にも一抹の寂しさを感じることがあります。

いつもなのではないのだから、たまに一緒にいる時ぐらい、私を優先に考えてくれる時もあっていいんじゃないかって。

 

孫くんにも、それが浸透しています。

ママ、パパが常に優先。

バアバはその次、最後です。

これも当たり前。それがどうというわけではないのですが、いつも

「家族ファースト」を見せつけられ、ちょっと寂しく思うこともあるわけです。(笑)

私が姉としばし不仲になった時期がありました。

姉のそういう態度に嫌気がさしたからです。

私は、たまに親戚に会えば、その人を優先します。

だから、ナニサマとも暮らしていけたんだと自負しています。

 

昨日の夫の寂し気な様子を見ていて、私も思うところがありました。

 

「所詮、あそこは娘の家だからな・・・」

と呟いた夫の言葉が、なぜか沁みた私です。

Source: 鬼嫁介護日記