ナニサマとのやり取りの中で

友達が、ふと聞いた。

「makoさんは、お姑さんに対して怒ることないの?」

「え?起こることばかりだったよ」

「声を荒げるとか、そういうことよ」と。

「あゝ、そう言われると、確かに荒げても怒鳴ることはなかったような気がする」

 

そこはやはり嫁姑の関係。

どこかでブレーキをかけている自分がいたような気がする。

腹が立って怒ったとしても、それで意地悪したり、いじめたりするようなことはなかったなと。

相手はどこまでいっても弱者。

しかも血のつながりはなくても親は親。

だから、余計に苦しむことになったのだと思う。

 

ナニサマがショートに行ってから、あえてナニサマの話はしない。

する必要もないからと言えばその通りだ。

夫も私も、本当に何事もなかったかのような毎日だ。

 

昨日、ナニサマに会ったが、お互い話すこともないし、相手の耳の調子でどこまで理解しているのかもわからない。

話しているうちにストレスが溜まってくるのは、暮らしていた時となんら変わらない。

 

ナニサマの心配事も、どんな施設に入るのか、そのことの心配だけである。

 

入る予定の特養についているショート先で、相談員さんに聞かれたそうだ。

「うちのショートとKショート(今お世話になっているショート)と、どちらがいいですか?」と。

ナニサマは、こう答えたそうだ。

「どちらも一緒だわね」と。

それは、ナニサマの忖度なのか、本当にどっちも変わらないという本心なのか、そこはわからない。

 

ただ、向こうのショートは若い人が多いのが嫌だとは言った。

 

年寄りにとっては、ベテランの職員さんの方が安心感があるようだ。

 

結局、嫁タイプが好きなのねえ。(笑)

Source: 鬼嫁介護日記