母親ラブの夫を持った妻の悲劇
ブロ友さんの中には、そういう人結構いるような気がします。
かくいう我が夫とて、ラブとまではいかなくても、かなり近いものを感じるからだ。
確かに自分を産んで育ててくれた人なのだから、大事に思うのは当たり前。親を大事にしない夫だったら、私は結婚しないだろう。
だけど、だけど、ですね、
結婚して妻をめとったら、何が何でも妻を守るべきだと私は思っています。
「お母さんをとるのか、私をとるのか」
って台詞、よく聞きますよね。
そこで
「そんなこと答えられるわけがない」
と、優等生的な答えをした夫は、ブッブー!
もちろん
「おふくろに決まってるだろ」
と答えた夫だったら、その場で蹴り入れて
「離婚だ!」
って怒鳴るね。(笑)
嫁姑の確執なんて、男には永遠にわからないんだから。
わかったとしても、何が出来る?
何も出来ないに決まってるんだから。
きれいごとなんか聞きたくない。
要は、同感してくれる同士がいてくれればそれでいいのだから。
「おふくろの悪口を言うのはやめてくれ」
なんて言うダンナはサイテーだね。
その前に悪口を言わざるを得ない環境にしていることに反省すべきだと思っている。
私とナニサマの関係は、世間的には良い関係だと思われています。
私は若いころにいろいろいじめられたので、心の中では許しがたいものがあっても、そこは大人、少しずつその傷を癒していったのも確か。
こうして介護をすることになっても、私はヒトトシテとるべきことをしただけだと思うことで、自分を鼓舞してきたように思う。
姑だけでも大変なのに、介護が入って夫との関係も危うくなることも何度もあった。
それこそ姑の悪口を言えば、露骨に嫌な顔をすることもあった。
あゝ、この人には二度と言うまい、と思ったものだ。
それは、やはりヒトトシテ言うべきではないと思ったからだ。
夫との攻防は何度もあった。
家出もあった。家庭内別居もあった。
そんな時でも男の人にはメンツみたいなものがあって、決してすぐには謝らないし、うやむやにしようとだけはする。(笑)
最後に夫が言った言葉は、
「あなたが離婚したいと言うなら、仕方がない。受け止めるしかない。
だけど、あなたの面倒は一生見るから金銭のことでは困らせない」
と言ったのです。
それからはいろいろあっても我慢できるようになりました。(笑)
今では夫、
「長い介護は介護する方が先に逝ってしまう危険があるから、見切った方がいいですよ」
って人様に助言するまでになりました。
ったく。
Source: 鬼嫁介護日記