自分を見つめなおす

娘は時々、私に「しいたけ占い」の話をします。

 

どうやら「蠍座」の私が、一番当たっているらしい。(笑)

 

いつまでも、私たち夫婦に何かとまとわりついてくる(笑)ナニサマを見て、娘は、そのナニサマに対する私の気持ちを言い当てようとするのである。

それがどうやら「しいたけ占い」が上手に語っていると言うことらしい。

 

誰かがやらなきゃいけない場面で、そして、動かなければいけない場面で、人間の動きを超えて、超人的になる。

でも、超人的な蠍座も、持っているのが人間の心だから、時々自分が何を支えにしているかがわからなくなる。

 

これが私だと言うのです。

 

まあ、ナニサマの介護はある意味、超人的でないとやれなかったでしょうねえ。

 

エステの先生のお父さんが、腹痛を訴えて入院されたそうだ。

胆嚢がやられていたらしいが、肝臓もかなりのダメージを受けていたそうで、恐らく癌だろうと言うことだった。

手術しなければ2カ月だと宣告受けたそうだ。

しかし、御年87歳のお父さん。

先生は、手術は受けず、父親の寿命を全うさえたいという考えのようだ。今更大手術するだけの体力はないだろうだから、生きるところまで生きさせてやりたいという考えのようだが、そうすると、医者は

「治療を放棄するってことですね」

って言うんですって。

先生は、「遺伝子医療」をも考えていると言ったら

「ぼくは、そういうのあまり知りません」

と言ったんですって。

 

セカンドオピニオンも考えていると言っていた。

 

私は、先生には酷だと思ったけど

「年齢を考えたら、つらい治療はしない方がいいと思う」

って言ってしまった。

 

実父も癌であと1年と宣告されたけれど、姉はすべての治療を放棄し、家で過ごすことを選択した。

放射線治療ですっかりやせ細った父だったが、すべてを止めてから食欲も増し、元気になり、それから3年生きた。

姉は悔いはないと言っていた。

 

人はだれでも持っている寿命と言うのがある。

それは逆らえないものだと思う。

医学が進歩し、人の寿命が延びたのは確かだけど、生きているだけの寿命では悲しい。

 

にしても、血のつながった親には1日でも長く生きてほしいと願うものなのか。

私は癌で苦しんでいる母親が亡くなったとき、悲しかったけど、あの苦しみから解放されたんだと思うと、どこか安堵さえ感じたものだ。

 

親の苦しむ顔は見たくないが優先だった。

 

先生も覚悟を決めていることと思う。

 

夫のクライアントが今日亡くなった。

70代。

そろそろ身の回りでそんな話も届くようになった。

 

今日、体のメンテナンスをしてもらいながら、子供たちに迷惑かけないよう生活を見直していこうと思った真面目な私です。

Source: 鬼嫁介護日記