ナニサマ報告(続編)(笑)

あまり喜怒哀楽を顔に出す人ではないが、私の顔を見て安心したような気がした。

そして、実は最初に言ったことが

「私がここに来ること、みんな知ってたんだわね。なんでみんな、知ってるの?」

ん?どういうこと?

「私があっちのショートに行ったりこっちのショートに来たりすること、みんな知ってるのが驚いたの」と。

「そりゃあ~、みんなでおばあちゃんのこと考えているんだから、皆さん知っておられますよ。ケアマネさんが全部手配してくださっているんだし、心配することないのよ」

 

ナニサマの言わんとしていることがよくわからなかった。

 

「私はここにずっといるのかね?」

「3月までね。そのあとは、また前のショートに行きますよ」

 

どうやら施設に行くと言ったのに、ショートばかり行ってるので不思議な気がしているようだ。

 

それでも「家に帰りたい」とは言わないので安心した。

 

「おばあちゃん、トイレは一人で行けるの?」

「う~ん・・・一人ではなんとか行けるけど、やっぱり立ち上がってズボンを引き上げる時が怖いわね。倒れそうで・・・」

「洋服の着替えも手伝ってもらってるの?」

「そうだわね・・・オムツがあるから、ね」

ん?オムツのせいにしてる?

 

「おばあちゃん、着た時居眠りしていたけど、よく寝れる?」

「ああ、ああ・・・朝早く起こされるもんでえ・・・」

「え?起こされるの?」

「6時に起こされるんだわね」

家にいた時と一緒じゃん。

いつも勝手に6時前から起きて、着替えしてたじゃん。

「寝る時間は?」

「私はいつも遅い方なんだわね。早い人は6時過ぎにはベッドに入れるのに、私なんか、7時とか8時の時もあるわね」

 

(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)

 

「おばあちゃん、少しも遅くないじゃないですか。家にいた時と一緒じゃないですか」

「・・・・・・・・」

「8時に寝て6時に起きるんだったら充分でしょ」

「いやいや、もうちょっと寝ていたいんだわね」

「え?そんなに寝たいの?」

「もっと寝ていたいんだわね」

 

やはり少しずつ「老い」が進んでいるようだ。

 

お風呂のことも

「ちっとも入れてくれないんだわね」

と吐き捨てるように言うナニサマ。

しょうがないよね、こういう施設は週に2回か3回だって言ってたものね。風呂好きバアチャンにはツライとこだね。

 

あまり聞くと、「家に帰りたい」と言い出すといけないのでやめた。(笑)

 

やっぱり病院での生活が一番合っているのかもしれない。

ずっと寝ていたもんね。

 

食事のおかげか、体はスッキリしてきた。

ステーキもカレーも食べれないもんね。

 

まだまだ長生きはしそうです。(;^ω^)

Source: 鬼嫁介護日記