またまた介護の果ての事件が・・・
お昼のニュースに何気なく耳を傾けていたら、またまた介護にまつわる殺人事件が2件。
手元に資料がないので、ウル覚えであるが、90代の姑を70歳の長男の妻が介護疲れから殺したと言うものでした。
もう少し我慢していれば、姑だってそう先はないだろうにと思われるのに、それがもう限界に来てしまっていたのでしょう。
これは、介護をしている嫁様ならだれでも、理解できることだろうと思われます。
お嫁さんが、そこまで追い詰められていたと言うのに、旦那さんは気が付かなかったのでしょうか。
ここにも妻任せの介護の実態が見て取れます。
明日になれば詳しいことがわかるでしょう。
もう一つは、80代の夫が病気で寝たきりになってしまった同じく80代の妻を殺して、自分も首をつって死ぬという「心中」です。
どちらも「老々介護」の行き詰まりです。
こうならないよう、介護保険があるはずなのに、介護しているときは、いつの間にか使命感だけに燃えて、一生懸命になってしまうんですね。そして、出来なくなったら究極の選択をしてしまうという最悪のシナリオを書いてしまうんですね。
変な話、私だってもっと早くに介護放棄したかったけど、年月が経てば経つほど、あと少しだから、という使命感なのか、はたまた呪縛なのか、なかなか吹っ切れなくなるんですよね。
きっとお二人とも、追い詰められて自分では正常な判断が出来なくなっていたんでしょうね。
こんな悲しい事件はありません。
だれも殺した二人を糾弾することなんか出来ないと思いますよ。
Source: 鬼嫁介護日記