年寄りの怒り

ブロ友さんの記事を読んでいると、いろいろな発見がある。

特に介護に関しては、頷くこと、共感することが多々ある。

ブログをやっていなかったらそんなことも知らないで、自分は理不尽な義親を介護しているこの世で一番不幸な嫁だと真剣に思っていただろう。

 

私自身の記事に、共感してくださるブロ友さんもいてくださる。

「そうそう、そうなのよ」

って言っていただくだけで、留飲が下がるときもある。

 

ナニサマは、自分の思うようにいかないと怒りで体を震わせる。

それは、だれがいようと取り繕うことなく表れる。

ケアマネさん自身が言われたことに対しても気に入らなかったのか、体を震わせ、ケアマネさんが驚かれたこともあった。

 

怒りの強さで震え方も違う。（笑）

え？わざと？

と思えるほど、大きく体中を震わせることもあった。

 

特にその怒りは、前のブログにも書いたが、「言った」「言わない」「やった」「やらない」で起きる。

 

「おばあちゃん、あなた、さっきそう言ったじゃない！」

と嫁がダメ押しを押そうものなら、般若の顔になり、体がブルブル震え始めるといった具合だ。

 

そうなると、だれもそれ以上は言えなくなる。

ある意味、都合のいい自己防衛手段だよな。

 

今だから言いたいってことっていっぱいある。

いつも最終的には、あの震えでうやむやにされてきたからだ。

 

堂々と嘘つきながら、それを指摘させてくれることなく、自分はヌケシャーシャーとして、何事もなかったかのように振る舞う。

嫁に対して申し訳ないと言う気持ちはないんか！

ということなんか、山のごとく積み上げられて、もはや下の方は化石と化している状態である。

 

私はナニサマの物は何一つ捨てないで来た。

いつあれはあるか、これはあるかと聞かれるかわからないからだ。

ないと言えば、「捨てたの？悲しいわね」と平気で言う。

捨てようと思ったものなんて、古くなったものか使わなくなったものしかないというのに、まるでいじめて楽しんでいるかのような意地悪さだ。

 

自分自身がようやく吹っ切れ始め、多少新しいものでも使わなくなったものは思い切って捨てることにした。

今更「あれはどうした？」

などと聞かれても、私も掌握しきれない。

まして、夫なんぞは何がどこにあるかなんてわかるはずもない。

 

気まぐれに「あれ欲しい」と言っても、今なら

「ない！捨てた！」

と言えそうな気がする。（笑）

 

身体を震わそうと、「悲しい」とほざこうが、鬼嫁は負けないぞ！

 

いつまでも振り回されるのは、もう御免だ。

Source: 鬼嫁介護日記