認識の相違
夫がいきなり
「おばあちゃんに会いに行ってくるわ」
と言って、出かけようとした。
「え?なんで?」
「なんで?って別に行くのに理由はいらないだろ」
「そうじゃなくて、今、施設は訪問は嫌がると思うよ」
「なんで?インフルエンザはだいぶ前の話だろ?予防薬も飲ませたって言ってたじゃないか」
「いや、そういうことじゃなくて・・・」
「別に行ったってかまわないだろ」
と言って出て行った。
はあ~~~~~、(;一_一)
そういうことじゃないんだよな。
施設はこの時期、訪問者を嫌がるんだよね。
病院へ見舞いに行った時だって、マスク着用は言われたし、長居は困ると言われたことがあるし、急ぎのようでない限り見舞いは遠慮してほしいって。施設だってデリケートになってるに違いないんだから。
それを言いたかっただけなんだけど、夫はまるで私がナニサマに会いに行くのが嫌みたいに思ったのだろうか。
帰ってくるなり
「中には入れてもらえなかった」
「だよねえ」
「知ってたのか?インフルが治っていないと言ってきたのか?」
「違うよ。この時期、施設は外部から人が入ってくるのを嫌うんだよ。ウイルスが紛れ込むのが嫌だからね」
と言ったのだが、
「それじゃあ、なんでこの間はすんなり入れてくれたんだ?」
「お正月だったからじゃないの?」
なんか認識の違いを感じた。
私は施設側の気持ちがよくわかるから、当分は無理だと思っていたし、何よりここのショートが全部取れなかったので、もう一つのショートに移動することも決まっていたので、その時会えるからいいと思っていたのだ。
やっぱり、母親と息子の絆は切れないもんなんだなあと。
好きにやってくれればいいけど、今回の訪問に対する認識不足にはお粗末としか言えないね。
Source: 鬼嫁介護日記