初稽古
今日は三味線の初稽古。
2月に「初弾き会」があるので、とりあえずその練習。
三味線は好きだけど、練習は嫌い。(笑)
だからちっとも上達しない。(笑)
師匠宅に入ると、先生の衝撃的な話。
「年末から旦那が大変でねえ、ほら、あの誤嚥性肺炎ていうのをやってねえ、もうダメかと思って、葬儀屋まで電話して予約したんだわね」
と始まった。
え?ご主人、亡くなられたの?
葬式なんか聞いてないけど・・・。
と思っていたら
「それが持ち直しちゃってねえ」
そういうこと?
笑っていいのか、いけないよね?
ご主人、2回脳梗塞で倒れているんです。
歩けなくなって最近は施設に入っていたんですが、年末、そんな状態になっていたなんて。
まったく元気がないのに、治療はもうないということで、退院してくれと言われたらしい。
ところが、施設では今インフルエンザが流行っていると言うのだ。
確かにナニサマのショートでも同じことを言っていた。
そこで、先生、
「インフルエンザが流行っているところへ、こんな弱っている病人なんか連れていけない」
と言って、そのまま入院させたそうだ。
さすが、押しが強い!(苦笑)
もうダメだと思って、葬式の準備をした人と同一人物かと思うと、こっそり笑えます。
でももうかなり弱っておられるようだ。
申し訳ないけど、もう長くはないでしょう。
先生も、もうあっけらかんとしている。
ご主人の寿命だと思っているとも。
78歳。
そう思うと、ナニサマはやっぱり丈夫だなあ~って。
麻痺があるとはいえ、足腰が弱っているだけで、内臓は元気。
ナニサマを見て、死の影を感じる人は一人もいないと思う。
体って不思議だなと思う。
歩けなくても動けなくても、人には生きようとする強さのオーラを体から出せるんだから。
ナニサマにはそれがある。
真似できません。
Source: 鬼嫁介護日記