「怒りは認知症を引き起こす」って再認識しよう。

1年前の記事にそんなことを書いていた。

女性は男性より認知症になりやすいんですって。

なぜなら、男性より繊細であるがため、怒りやすくなるんですって。

 

つまり相手への不平不満が自分の中で上手に消化できないと言うわけだ。

 

介護をやっていると、嫌なこと、ツラいことが増えてくる。

なんだかんだ言ったって、男の人はなかなか完璧に介護は出来ない。

オシモの世話など最たるもの。

うちのナニサマは、オシッコの失敗は多々あったけれど、大の方はあまり失敗しない人だったので助かった。

一度まだ皆が寝ているときに、呼びつけられ、オムツの中が「大」で溢れていた時は、夫はいち早く白旗を上げ、私が拭き取り、そのままシャワーキャリーに乗せて、お風呂に運んで洗ってあげたことがあった。

 

そういうことは男性は苦手かもしれない。

もちろんやれる人もおられるとは思いますが。

平均的に言ってね。

 

そんなとき、

「なんで、私ばっかりこんなことさせられなきゃいけないの!」

「自分の親なんだから自分でやりなさいよ!」

「あ”----、もうやってられない!」

 

と、怒っちゃうといけないんです。

これが積み重なると、心が病み、歳を経て気が付くと認知症を発症するというわけです。

 

だから、もうダメだと思ったら見極めないといけない。

 

私も介護の終わりの方では、姑の顔を見るのも嫌になったし、声を聞くのはもっと嫌になっていた。

このくらいやってあげればいいのに、ということでも嫌で嫌でたまらなかったこともある。

在宅介護が終了する1年ほど前から、この見極めについて随分悩んでいる自分を発見する。

自分で区切りを考えていた。

 

姑が90になったら・・・

介護が10年目を迎えたら・・・

介助が増えたら・・・

 

と、いろいろ思いを巡らしていたのは、もっと前からではあったが、決心をしだしたのは1年前だったような気がする。

 

私も若くない。

怒りが頂点に達したら、自分自身が壊れるかもしれないと言う恐怖感はいつも持っていた。

 

歩くこと。

文を書くこと。

旅行に行くこと。

 

これは「認知症予防」なんです。

Source: 鬼嫁介護日記