もうひとつの少年期の現場・遠軽にて
このブログは2005年11月09日から始まっている。(参照:裏板風にブルグを作ってみました)
そのブログを開始した時期に、「Think about my Daughter」と名付けた記事を4日連続して投稿していたことがある。
【Think about my Daughter ~「もうひとつの少年期」との出会い】・【Think about my Daughter 2 ~ 僕は天使ぢゃないよ。】・【Think about my Daughter 3 ~ 彷徨】・【Think about my Daughter 4 ~ 最終章:光と影。】
この4回シリーズの最後の章に僕は、「もしかしたら、これを書きたくてブログを始めたのかもしれない。」という文章を書いている。それだけ思い入れのある記事と言えるかもしれない。そしてその思いにつながっているのが、そこで紹介した「もうひとつの少年期」(注・すでに廃版となっている)という本との出会いであった。
その本の舞台となっていた、「北海道家庭学校」のある地が、「遠軽町」である。
僕は昨日、その遠軽町を初めて訪れ講演を行なった後に一泊し、今日の午前中のうちに遠軽を発ち、旭川~札幌と2回の乗り換えを行って登別に向かう途中である。
昨日は遠軽町に着いてすぐ、北海道家庭学校まで案内していただいた。かつては「教護院」と言われた現在の自立支援施設である北海道家庭学校の創始者は、日本の福祉の先駆者ともいわれる留岡幸助先生である。
この門の向こう側の広大な敷地に寮や礼拝堂、博物館等の様々な建物が点在し、畑なども広がっている。
北海道家庭学校はいわゆる、「小舎制」で、夫婦一組の指導員と児童が生活を営み、更生の手引きをするという特徴がある。
昨日は敷地内をひとまわりして、各寮を見学する時間しかなかった。
遠軽の名所といえば、「がんぼう岩」。壁のようにそそり立つ岩山である。その頂上に東屋が立っているので、そこまで足を延ばした。
がんぼう岩からの景色。あいにくこの日は霧雨でガスっていた。天気の良い日にもう一度見たい風景だ。
ところでこのがんぼう岩は自殺の名所でもあり、知る人ぞ知る心霊スポットでもある。がんぼう岩の下の平地では、夜な夜な自殺した方が徘徊する姿が見られているだけではなく、数年前、地元の信金がカレンダーに、がんぼう岩の写真画像を載せてを配ったところ、そこに写っているがんぼう岩の写真に、複数の人の顔が映っており、カレンダーを慌てて回収するという事態になったそうである。幽霊とか心霊現象とかを信じない人がいるかもしれないが・・・絶対いるよね!!
さてその後講演も無事終わって、夜の食事は講演主催者の皆様とオフ会。その模様は「masaの血と骨と肉・牧場で働いて、うしをしる。」をご覧ください。
僕は今、遠軽をあとにして自宅に向かって移動中だが、北海道は大雨でJRダイヤが大幅に乱れており、いつ自宅に着くことができるのか、はたまた今日中に自宅に着けるのかわからない状況だ。本来ならこの時間は、旭川から札幌に向かう特急列車に乗り換えているはずだが、まだ旭川にも到着していない。・・・ということで旭川以降の乗り継ぎの目処も立っていない。まあ今日は予定も特段入っていないので、気長に旅しようと思う。
ところで、明日からお盆休みをはさんで9連休という人もいるそうであるが、台風シーズンでもあり旅行を予定している方は、移動には余裕を持って予定を立てていただきたい。僕はこの間、執筆作業で家に籠る予定だ。
それでは皆さん、良いお盆をお迎えください。
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Source: masaの介護福祉情報裏板