病室の段ボール

 

前にも書いたが

 

じいちゃんの誤嚥は今回を含めて

覚えているだけで4回目・・・いや5回目である。

← 前の4回

 

そのうち肺炎を起こして入院することになったのは2回。

 

それでもその都度、復活を遂げてきた太郎氏のことだから

 

 

おそらく今回も

何てことなく回復に向かうんだろうな・・・

と言う根拠のない予想も少なからずあって

 

 

じいちゃんの入院先へ向かうワタシ達に

それほど悲壮感はなかったように思う。

 

それを物語るかのように

ばあちゃんの病院から

じいちゃんの病院へ行ってからの記憶が

実はあまり定かでない。

 

 

 

覚えているのは

 

前日の夜中

緊急入院の際にいた処置室から

上の階の病室に移されていたじいちゃんの所へ向かうと

大部屋の中で

じいちゃんのベッドだけが

 

なぜだか

向きが変えられており

そして病室がナースステーションの真ん前だったことと

 

ベッドの傍らには大きな段ボール箱が置いてあり

じいちゃんの替えの服など私物がびっしり入っていたこと。

 

 

この段ボール。

 

ばあちゃんの転院作業ですったもんだの午前中

(病院と老健には事情は話してあった)

 

老健からスタッフが運び込んでくれたものらしい。

 

 

当然のことなのに

バタバタしていてうっかりしていた。

 

老健は入院したアベ病院(名前やっと再登場)

のすぐお隣。(同経営なの)

 

とはいえ

 

 

ご面倒かけちゃったわね。

 

だけど

じいちゃんがいなくなったら

おそらく即座に次の利用者さんが入居を待ってるってこと。

 

ある意味

シビアな段ボール箱ってワケで。

 

 

後で老健へ寄って

相談員さんにお礼を言いに行ったとき

 

 

 

と、言われたのが

わずかな救いだったけどね。

 

 

 

 

 

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