今だから話せる1月からのこと・2
ちょうどこの時→■の話です。
ばあちゃんを担当して下さった
カシマ病院の先生は
だいぶ年配の先生だったけど
シロウトのワタシにも分かりやすく説明してくれた。
(検査結果の数値を見せられてもほとんどさっぱりの
体たらく)
ただ
先にも書いた通り→■
認知症になる前もなってからも
ワタシがヨメに来て以来知る限り
『入院』したことが1度もないばあちゃん。
先生から既往症や手術歴を聞かれても
通院に付き添っている糖尿病と認知症くらいしか
答えられないのだ。
2回目の説明があった時には
としお氏も何とか間に合い二人で先生の話を聞くことになったが
実の息子であるとしお氏はワタシより
ばあちゃんの昔の病気に疎かった。
まぁムスコなんてこんなものかも知れない。
認知症になって本人がこたえられなくなる前に
子どもも親が受けた手術歴など
ある程度は知っていた方が良いかもね。
先生の話も終わり
病室でイビキをかいて眠るばあちゃんの顔を見届けて
病院を出ると
外は既に夕刻。
辺りはすっかり暮れかかっており
冷たい雨まで降ってきた。
翌日はばあちゃんの介護ベッドの撤去。
そしてその次の日には
朝から引っ越し業者が来るワケで。
ここ数日のばあちゃんの不調で
引っ越し準備はほとんど進んでいない。
絶妙というか
最悪というか
何とも言えないタイミング。
先が見えないのが介護とは言うけれど
いくら何でも程があるじゃぁござんせんか。
病院側には引っ越しがある事情を話し
2日ほど病院へ来られないかも知れないと伝え
了解をもらったけれど
何といっても
この時点で聞いている
入院の猶予は1か月。
家が完成するまではこれから3か月。
いよいよもって
先行きは真っ暗。
これから山積みの大仕事も相まって
途方に暮れる息子夫婦は
降りしきる雨の中
ドヨ~ンとしながら
帰路につくのでありました。
すみません。
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Source: 13番目のあな