広くなった部屋の中で

お陰様で、介護用品がすべて撤収されました。

10年近くお付き合いしてきた業者の方。

お互い感慨深いものがありました。

 

「長い間、お疲れさまでした」

と言って行かれました。

「最期まで看てあげたかったんですけど、運動機能があれだけ落ちちゃうと、もうこちらも無理なもので・・・」

と一応言い訳。(苦笑)

「いやいや、しょうがないですよ」

と、慰めてくれました。

 

「最期まで・・・」のくだりは、盛りました。(笑)

 

掃除機をかけながら、広くなった部屋に思わずにやけている自分がおります。何しろ、ナニサマの部屋は一番いい部屋。

何様ですからね、当然のことです。

この部屋が空くことをどんなに願っていたか、です。

畳は張り替えないといけないなと思ってます。

 

今年は孫が二人増えます。リビングの横の和室が空くと、子供たちも目の届くところで、のびのびと遊べると思うと、嬉しいです。

 

そんなことを考えながら部屋を掃除するのも楽しいものです。

 

先のブログで、一人で片付けをする旨を書いたら、どこも嫁様たちは、私と同様、夫なんかは頼りにしてないことがわかりました。

ここでも夫と嫁との間の温度差は大きいことがわかります。

 

「段ボールに服を詰めようかしら」

と言ったら、早速夫、

「え?もうやるの?全部捨てるとか言うんじゃないだろうなあ」

「どっちにしてももう片付けないといけないでしょ」

「そうだなあ・・・もう戻ってこれないものなあ」

 

はあ~、まだそんなこと思ってんの?

 

「なんでも捨てるなよ。おふくろの家に持って行ってもいいんだから」

 

はあ~~~~~~~、

ばっかじゃないの!

そのあと、だれが片付けるんだよ。

家ごと潰す気ならいいけど。

 

やっぱりこの人には何も言わないで、

 

さっさと捨てよーーーーーっと。

Source: 鬼嫁介護日記