ちょっと他愛のない話

昨日、いわゆるフジテレビの月9のドラマ『トレース』を観たのだ。

先週初めて観て、面白いなと思ったので今回も期待していた。

 

私はジャニーズファンではないけど、この暗いキャラの主人公に錦戸亮は結構ハマっているなって思った。

刑事の船越英一郎は嫌いじゃないけど、ちょっと暑苦しい。(笑)

 

もともと最近、サスペンスものが好きになった私なので、沢口靖子の

『科捜研の女』は大好きだった。

 

まあ今回も『科捜研の男』ってちょっとパクリではあるが、楽しみに観ていた。

女児が殺されるという事件だった。

過去に起きた未解決の女児連続殺人事件の犯人が関わっているのではないかとそちらから解決の糸口が見えてきた。

 

ところが、どんでん返しで、その犯人の犯行ではなかったのだ。

 

犯人は同い年の女児だという内容だった。

 

夫は吐き捨てるように

「なんだ、このドラマは。人が真面目に見ていると言うのに、この結果は安易で許しがたいものがある」

と言って、チャンネルを替えたのだ。

 

私もこれはどうかなって思った終わり方だったので、ちょっと失望した。

 

こんないたいけな女の子を犯人にしてしまうなんて、あまりにも心無い脚本だと思えたからだ。

 

 

昔の話。

父がある日、こんなことを話しだした。

「お父さんはね、本当は長男じゃなくてお兄さんがいたんだよ」

と。

聞けば、昨日の犯人の女の子ぐらいの歳の時に、友達と池に遊びに来ていて、一人の男の子がわるふざけで父の兄を池に突き落としたらしい。もちろん、その兄は亡くなった。

今なら大変なニュースになる話だけど、親同士で示談で済ませたようだ。昔は子供もたくさんいたので、そういうことが出来たのかもしれない。その突き落とした男の子はどうなったかというと、大きくなって結局精神を病んで自殺してしまったそうだ。

 

私はこの話を中学生のころに聞いた。

すごく衝撃的だった。

 

なので、昨日の女の子の将来を考えると、ドラマの話とはいえ、とてもつらいものがあったわけです。

夫はそんな話は知りません。

でも、夫もやるせない気持ちになったんだろうと思います。

 

そういうドラマなんだから、嫌なら見なきゃいいわけです。

でも、だからこそ、特に幼少の時から「いのち」の大切さをきちんと教えてあげないといけないと思う老婆心です。

Source: 鬼嫁介護日記