相変わらず「詐欺事件」は後を絶たない
お年寄りを狙った詐欺事件、特に「オレオレ詐欺」は被害は大きくなっても、なくなることがないというのが不思議です。
いとも簡単に何千万というお金が融通できちゃうお年寄りがいることにもビックリです。
今日の日経の「春秋」での話。
米空軍パイロットを名乗る男は軍服姿もりりしく、片言の日本語で女性にささやいた。
「ワタシはクヒオ大佐。父はカメハメハ大王の末裔、母は英王室のプリンセス」。
女性はすっかり信用し、恋心を抱く。
そして言われるまま「秘密任務に使うお金」を渡したーーー。
これは20年ほど前に起きた本当の事件。
今や新手のクヒオ大佐たちは、SNSでメッセージを送り、相手に一度も会わずに大金を巻き上げるそうだ。
デジタル化とグローバル化で、騙しのテクニックも巧妙になり、ナイジェリアやガーナの組織が関与するケースが多いんだとか。
クワバラクワバラ・・・。
実は私も、久しぶりに「なりすましメール」が送られてきたのである。
「○○日、暇が出来たから、久しぶりに食事しましょう」
と来たのです。
無視していたら
「メール、届いていなかった?もう一度送ってみるね」
と。
つい、知った人だったらと不安になり
「どなたでしたか?」
と送ったら
知らない名前で、私のことも違う名前で書いてきました。
おっ!これはまた、と思って削除しましたが、
どうしてこうなったかの原因を知りたいのでと言いながら、こちらの素性を知ろうと探りを入れてくるのです。
もちろん、そのあとに来たいくつかのメールも即削除しました。
私のメールはいたずらメールが入ってこないようにしてあったのに、やっぱりいろんな手段を使ってやってくるのですね。
騙しの光景も様変わりしたわけだが、変わらないのは錯誤に陥る人間の心理だろうか。荒唐無稽と笑うなかれ。
と、「春秋」は締めくくってありました。
皆さんもお気をつけあそばせ。
Source: 鬼嫁介護日記