思い出すこと

アメブロさんの粋な計らいのお陰でまた、昨年のブログを読み返してしまいました。(笑)

 

その一つに、ナニサマの耳がだいぶあやしくなっていたのがわかります。「え?え?」なんて普通。

極めつけがあった。

何でも覚えるのが大好きな長男の孫くんから送られてきた動画を見ながら、思わず

「天才~!」

と叫んだ私に、ナニサマが、

 

「え?へんたい?」

 

何度言ってもなかなか認識しなかったっけ。

いやはや、ナニサマの聞き違いには随分驚かされたし、笑わさせられたなあと。

 

このときのように似たような言葉で間違うのならまだわからんではないのだが、まったく違う言葉が出てくる時もあったのだ。

 

ナニサマの耳の構造に????を持ったことも何度か。

 

ただ、この聞き違いが本当にそうなのか、わざと言ってるのか、そこが

ナニサマの恐ろしいところ。

だから、私なんか、腹立った時はわざと普通の声でナニサマの悪口を言ってやったりしたわ。

 

夫がビックリして

「おい、聞こえてるよ」

と言ったこともあったが

「聞こえてないって。聞こえていたら反応するわよ」

と、わざと揺さぶりかけてやったこともあったな。どうだ、鬼嫁!

 

私はそういうのはゼッタイ聞こえていると確信してた。

そして、嫁がどういう気持ちでいるか、知らしめてやろうと虎視眈々と機会を狙っていたと言った方がいいかも。(笑)

 

でも、ナニサマは賢かったなあ。

自分が怒って、さらに嫁を怒らせたら世話してもらえなくなるということはちゃんと計算出来ていた。

ナニサマは、どんなときも嫁の世話を優先していた。

だから、私が怒った後は、猫なで声で用事を頼むのを忘れなかった。

 

今度は施設の人を手玉に取って、お得意の猫なで声でナースコール押しまくっているんだろうなあ。

よろしくお願いします。

 

孫を「へんたい」と言ったナニサマのことを思い出させてくれた粋な計らいに、今なら素直に笑える。

Source: 鬼嫁介護日記