多くを語らない夫

こと、ナニサマのことになると、ほとんど語ろうとしない。

なので、私も敢えて言葉にはしない。

 

今日はナニサマの通院の日だ。

施設が車で病院まで送ってくださるとのこと。

なので、夫とは病院で待ち合わせすることになっていた。

 

私はちょうど出かける用事が出来たので、午前中家を留守にした。

インフルが流行っている今、下手に病院なんかには行きたくない。

それは夫とて同じ。

これから仕事が忙しくなる繁忙時期である。

インフルになってはたまらない。

 

おかげで帰ってきたら、いささかご機嫌悪しだった。(笑)

 

何も語らない。

かといって、私までが黙っているのは情がないと思われても嫌なので(笑)一応、声をかけてみた。

 

「おばあちゃんは、どうだった?」

「うん・・・変わらないよ」

 

それだけ。(笑)

 

ずっと後になって

「数値がよくなってる」

「へー、どのくらい?」

「A1Cが7.4」

「すごいねえ。インスリン効果?」

「ではないと思うけど、食事がいいんだろうなあ」

 

確かにね。

ここにいたら、娘たちと同じ食事内容になってしまうものね。

高カロリー食事に違いない。

高齢者向きの糖尿食事がもう3カ月近くも続いているのだから、健康になるよね。

ん?健康って、さらに健康ってことだよね。

ナニサマのためにも、この選択でよかったのかもしれない。

 

血糖値も以前は300前後あったのが、今や170台。

ますます長生きしそうだ。(;^ω^)

 

私のためにも、施設選択はよかったかなと。

ナニサマはもう100まで驀進しそう。(笑)

 

夫も施設任せの方が、安心だと思ったのかもしれない。

多くは語らないが、だからといって迷いもなさそう。

 

まだ当分、インフルのせいで(おかげで?)面会も難しいと思われるので、しばらくは考えないで過ごせそう。

Source: 鬼嫁介護日記