この2月で10年目
ナニサマの介護を始めてから、本当ならこの2月で10年目に入ったわけです。
勝手に、介護を終える手段の一つに10年経ったら辞めるっていうのを掲げていました。(笑)
でも、その時もあくまでも希望。
そう思うことで、先の見えない介護生活からどうやったら逃れられるかと、気持ちを奮い立たせていたんだと思います。
糖尿以外、何の病気もないナニサマが、100まで邁進するであろうことは想像ついていましたから。
1日1回たりとも薬を飲み忘れたことのないナニサマ。
確実に元気になっていってました。
だから半ば諦めの境地で、「10年が限度」と呪文のように唱えていたと言った方がいいかもしれません。(笑)
私の気持ちが通じたのか、ナニサマに異変が起きたのが10月末でした。突如襲った「歩けない」「腕が上がらない」騒動。
いえいえ決して、私が呪ったわけではありませんよ。
そして、この流れから介護生活解放にと向かったのでした。
降って湧いたような私にとっては幸運な流れでした。
ナニサマも、さすがにもう頑張る力が抜けたのか、全面世話になることに抵抗なくなっていったようです。
耳も遠くなり、家族とコミュニケーションをとるのが難しくなったことも大きく作用したかもしれません。
10年近く、本当によくこき使ってくれました。(笑)
人を見たら使って当たり前になっていたナニサマ。
持って生まれた性格でもあったんでしょうね。
でもナニサマの名誉のために言っておくと、決して暴言を吐く人ではなかった。滅多に声を荒げることもなかった。これはよかったことです。
嫌なこと、都合の悪いことは、スルーすれば済んでいったから。
そういう意味では、反対に人を怒らせる達人だったと言えますが。(笑)
何でも事には終わりがある。
終わりのない事はないのだって、身をもって体験させて頂きました。
今、介護に苦しんでいる嫁様たち、必ず光がさす時が来ると信じて、頑張ってください。
こう書きながらも、なぜかまだ何かつかえている気分の鬼嫁なのであります。"(-“"-)"
Source: 鬼嫁介護日記