DV(ドメスティックバイオレンス)
千葉の小4の女の子の父親による虐待死のニュースが未だに続いている。
もちろん、虐待を常態化していた父親が一番に罰せられるのは当然だが、それを黙認していた母親も逮捕された。
きっと誰もが、その時母親はどうしていたのかと疑問に思ったのではないだろうか。
実際、食事を与えなかったという事実も出てきた。
だけど、こうは思いませんか?
母親も夫からDVを受けていたから、抵抗することが出来なかったと。
実際、この父親の恫喝がどれほど恐ろしいものであったかは、教育委員会でさえ怯えて、女の子の書いた「いじめアンケート」を提出するというあり得ないへまをやってしまうわけだから。
そんな夫のそばにいて、母親は娘を守る前に自分の身を守ることを優先してしまったのではないだろうか。
DVは何故起きる?
夫婦間で身体的暴力を受けたことがあると答えた女性は、なんと
7人に1人。
また交際相手から暴力を受けたことがある女性は
4人に1人。
この数字を見て、驚かない人はいないと思います。
DVは力の差のあるところに起こるのです。
これには歴史的背景、文化的背景も無視できないそうだ。
一番大きいのは、やはりその人の育った家庭環境ではないかと思います。
そもそもDVは、力を持つものが、弱いものを力で自分の思い通りにしようとすることだから、あらゆる手を使って執拗に支配しようとするわけです。
なので、男性に多いわけです。
この千葉の母親も完全に夫に支配されていたのではないでしょうか。
これで逮捕と言うのは、気の毒なような気もします。
なぜなら、彼女も夫の犠牲者だと思うからです。
この事件、真実が明らかになればなるほど、憤りを覚えます。
学校、教育委員会、児相・・・いったい何をしていたのでしょうか。
人の家庭の中に入り込むのは、難しいことです。
プライバシーがあるからです。
あと一歩踏み込めなかった大人たち。
結局事なかれ主義だとののしられても仕方ないかもしれません。
外部の人がどこまで他人の家に入り込んで指導できるのか、この事件は、私たちに大きな課題を投げかけたと言えます。
こんな時、綾瀬はるかちゃんのTVドラマを思い出します。
確か『奥様は、取扱注意』でしたか?
ご近所の友人のDV夫を、小気味よくやっつけちゃうドラマです。
そういうスーパーマンがいてくれたら、心愛ちゃんは亡くならなかったのに、と、荒唐無稽のヒーローにすがりたいと思うmakochanなのであります。(真面目です)
Source: 鬼嫁介護日記