30年ぶりのお披露目
長い間、義実家に眠っていた「雛人形」。
娘がいくつの時まで飾ってあっただろう。
前の家には、段飾りを飾るだけのスペースもなく、毎年義実家で飾ってもらっていた。
私も出したり仕舞ったりする余裕もなく、全て姑に任せてあった。
几帳面な姑は、実に丁寧に保存してくれていた。
もちろん、娘の初節句に義両親が買ってくれたものだ。
段飾りで飾ってくれたのは、小学校の時ぐらいで、そのあとは内裏様だけが床の間に飾られていたような気がする。
それも、娘が大きくなるにつれていつの間にかなくなってしまった。
娘も今年の誕生日で、なんと40歳になった。
姑がいなくなって、義実家の後片付けもしなくてはならない。
そこでまずは、雛人形を引っ越しさせたのだ。
娘はともかく、次男のところの姫に、3月に生まれてくる長男のところがやはり姫だと言うので、3人のために雛人形を飾ることにした。
これは実に大変なことだと知った。
箱から出てくる箱の数に加え、まずは雛壇を作らなければならないからだ。
厄介なことをやろうと思った自分が恨めしかった。(苦笑)
ようやく完成したときは、精も根も尽き果てたって感じ。
こんなことナニサマが一人でやっていたかと思うと、ちょっと見直しましたわ。
これからは私たち夫婦が管理していかないといけないと思うと、ちょっと重荷ではあるが、孫姫が二人になることだし、孫たちのために節句を続けていこうかと思っている。
Source: 鬼嫁介護日記