施設長研修参加者の声

僕の特技というべきか、個性の一つといえることは、マルチなテーマの講演ができることだ。

介護保険制度論・報酬改定の解説・介護事業経営・人材確保と定着・相談援助業務全般・ケアマネジメントとケアプラン作成実務・虐待予防・介護実務・認知症の理解・看取り介護など、多様な領域の実務論を展開できるし、それらを合わせた講演もできる。(参照:masaの講演予定

対象職種も、介護事業経営者から、医師・看護職員、相談援助職や介護職員・一般市民など幅広くカバーできる。講演時間も一つのテーマで、30分~5時間以上と依頼に応じて設定可能である。だから2日間の研修講師を僕一人だけで務めるなんて荒業を行うときもある。

それは僕が特養・通所介護・居宅介護支援事業所で相談員や介護支援専門員そして総合施設長として実務に携わってきた経験があるからである。その中でも、当時単独施設としてオープンした新設特養のケアの仕組みをゼロから作り上げると同時に、法人内の統治システムも構築してきたという実績が説得力につながっていると思っている。そんなふうに曲りなりにも地域資源となり得るようなサービスの質を創りあげ、その中で認知症の人をきちんとケアできる方法論につなげるシステムや、看取り介護の指針を作るなど、高品質ケアに向けての実践を軌道に乗せるリーダー役を務めてきた実績を言葉で伝えている。だから僕の講演は実践に基づかない理想論は一切含まれていない。

ところで2月14日のバレンタインデーに、神戸のホテルで行われた、「兵庫県老人福祉事業協会・施設長研修」にて講演をさせていただいた。

その時のテーマは、「介護保険制度の今後の状況~制度改正と報酬改定を先読みする」というもので、その前日に行われた介護給付費分科会での「特定処遇改善加算」の算定・支給方法の資料を基にしての解説や、それによって何が問題となるのかも含めて、今後の介護施設・介護サービス事業経営についての課題と、必要な対策を解説させていただいた。

この研修は2日間の日程で、僕は2日目の最終講演を担当したわけであるが、例年なら最終講演まで残って受講する人が少なく、閑散とした会場になるとのことであったが、悪名も含めた僕の知名度のせいなのかどうかは知らないが、当日はそのように参加者が極端に減ることもなく、大勢の施設長さん前で、介護事業経営に関わるお話をさせていただいた。

兵庫県老人福祉事業協会・施設長研修アンケート結果
その研修のアンケート結果が、今週初めに届いたので、受講者の生の皆様の声として紹介したい。
アンケートのコメント
・介護保険制度の今後の動向を詳しく教えていただき、大変参考になりました。
・菊地先生の講義は、施設長としてこれからどうしていくべきか、私の勉強不足を実感しました。これからの施設経営にぜひ活かしていきます。
・最新情報を知ることができた。社福は厳しい。
・菊地さんの講義は、いつも心の深いところまで到達します。傍らにいることが許されるものになるために・・・そうありたいといつも思っています。制度の読み解き方も気づきを毎回いただいております。
・介護保険制度の中で規模しい現実と今後の取り組みなど、とても良い講演で勉強になりました。
・時間をかけて介護報酬加算の話を伺いたい。介護職員の意識・考え方を見直さねばならない。
・元気をもらえた。
・独断的な部分もあるが、非常に興味深かった。もう少し時間をとっていただき、または的を絞るかしてほしかったです。
・介護保険の最新情報を聞くことができ、参考になりました。施策に対する視点が面白く、斬新な考え方ですね。
・今後行っていくべきための方法と、前向きになるお言葉ありがとうございます。
・最新の情報や独自の視点での講演が良かった。早めに準備して10月に備えないといけないと思った。
・制度改正や運営の視点など聞きたかったことが詰まっていて良い学びとなりました。
・法改正の中身、情報をはっきりした見解で講義していただき、インパクトがありました。見直し典の発見がありました。
・複雑化する介護保険制度について、管理者だけではなく関係職員も含めた制度の動向、内容についての熟慮が必要であると感じた。
・講義はわかりやすく視点も良かった。
・菊地先生の講演の内容が一番に響きました。これからの経営戦略について、目の覚める内容を聞かせていただきました。
・介護保険制度の今後の状況について勉強になった。
・昔のままで止まっている介護ではいけない。これからどう利用者の暮らしを支援することができるのか。
・大変勉強になり心を打たれる内容でした。今からしなければならないことが整理できました。
・厳しい言葉の中に、現状を照らし合わせながら、道筋を見据えることができました。
・あつい話ありがとうございます。
・最新の情報を教えてもらえてよかった。辛口の講演だったが、大変良かった。
・迫力ある、また説得力ある内容に強い衝撃を受け、あらためて今後のモチベーションが向上するものと思います。
・制度ウオッチングとして定期的に継続して話を聴きたいと思った。(2021年改正に向けて)
・いつもながらのインパクトある講演で大変興味があり参考になりました。新しい情報もすぐに取り入れてくれて感謝しています。
・菊地氏の本音、介護の在り方についてこれからの施設の在り方について改めて考えていかねばならないと感じた。
・今後の展望、今しておかねばならない準備等様々なことがよく理解できた。
・言葉の一つ一つが心に響いた。
・経営・今後考えさせられた。
・介護保険制度のこれからの動向がよくわかりました。
・良かったです。勉強になりました。
・消費税増に伴う報酬改定、特定処遇改善加算や算定方法、配分方法がよくわかった。
・介護報酬の改定(処遇改善加算)、また過去の改定の裏側、かくされた思惑についてわかりやすく説明していただいたので理解しやすかったです。
・幅広い内容でとても参考になった。
・masaさんに直接話を聞けて大変良い研修機会でした。施設長として、こてから厳しい介護分野で生き残っていくために今日のご教示を参考にしたいと思います。素晴らしい兵庫を護るために。
・masaさんの話、いつ聞いても参考になります。様々な分野でのお話をまた聞きたいです。不勉強を恥じる自分でいたい。
・あらためて「疑う」ことの大切さ、言葉の「力」を感じることができました。
・今のままではいけない。もっと危機感を持って施設運営をしていかねばならないと思いました。
・今後の先を読んだ様々な見解が残りました。

以上である。好意的意見が大半を占めているが、そもそも興味がない人は先に帰ってしまっているだろうし、講演を聴いてがっかりした人はアンケート用紙に記入しないのだろうと思うので、すべての人が満足したなどという幻想は抱いていない。

しかし数年おきに同じ研修会に講師として招待していただけるということそのものが、僕という講師に対する評価であろうと思うし、そのことに心より感謝している。

評価コメントには、「独断的な部分もあるが~」と書かれている人もいて、苦笑せざるを得ないが、それはある意味、僕という講師だからこそ言えることがあって、そこに参加した人だからこそ、聴いて持ち帰るこものできることがあるという意味捉えている。

そうであるがゆえに、受講者の方々はこの研修を受講できなかった方々よりも、確実に新情報をゲットできていると言えるわけで、その情報知識を今後の介護事業経営に生かしていただきたいと思う。

こんなふうに僕の講演は、僕が抱える複数の信頼できる情報網を酷使しながら、最新の情報と話題を取り入れながら、それをわかりやすく伝える内容になっている。そこには常に新しい介護の場でのケース情報も含まれている。

実は今日も大分市で講演を行なうための移動の真っ最中で、空の上からこの記事を更新している。機内Wi‐Fiが無料で使えるようになって、ずいぶん便利になったものである。天候も良好でフライトも順調だ。予定通り13時過ぎには福岡空港に降りられるだろう。博多駅でソニックに乗って大分市に到着するのは16時過ぎになる。

明日は大分市で、介護支援専門員や介護従事者の方々に向けて、介護保険制度の方向性と求められる役割などについて、「自立支援とは何ぞや」という視点を含めて話してくる予定だ。それはほかの講演では、決して聴くことのできない内容なので、「独善的」と思われる方がいるかもしれない。

どちらにしても理想論とは異なる実践論として、介護の在り方を具体的に示すこともできるので、講演をご希望の方は、是非メールなどで気軽に相談していただきたい。

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Source: masaの介護福祉情報裏板