悩める友

ほんの数カ月前までは、このブログは姑への愚痴と怒りに満ちておりました。

毎日の姑に関する介護のルーティンだけでも大変なのに、この人は1日1回は何かをやらせないと気が済まない人だったので、今日は何を言われるのかと戦々恐々の毎日でした。

 

「makoさーん」

と呼ばれるたびに嫌悪を覚えたものでした。

 

10年近く介護をやってきましたが、お陰様で心病むことなく、無事在宅介護が終了し、今は我が世の春を謳歌しております。ホントに?(笑)

 

そんな私の元に1通の手紙が。

 

今日の「蠍座」の運勢は

 

疎遠な人に連絡をとるといいとき

 

とありましたが、実はこの手紙、3日前にきたものです。(;^ω^)

 

高校時代の友達でした。

彼女はとても優秀な人で、大阪で教員生活をしていましたが、心を病んで郷里に帰りました。

もう何十年も前の独身時代のときの話です。

どうやら生徒の同和問題に巻き込まれて病んでしまったようでした。

郷里で心優しき男性と知り合い、結婚し、晴耕雨読の生活で徐々に回復していき、2人の男の子を設けることも出来たのです。

 

毎年年賀状のやり取りはしています。

子供さんたちは東京の大学に入ったと年賀状には書いてありました。

危なっかしさはあったとはいうものの確実に回復していっているように思っていました。

彼女は文学少女でもあったので、いろいろ書き溜めておりました。

そして、詩集を出版したのです。

今度2冊目の詩集を出すと書いてきました。

 

だけど、手紙のくだりが、どことなく暗く、過去の私とのいきさつをも引きずっているような内容で、私には???的なことばかりでした。

 

そして手紙の最後に、

「朝、起きることが出来ないのです。

味噌汁を作らなくてはと思うのに、起きれないのです。

気が付くと夫が作ってくれています。

入院も考えています」

というような内容が書かれていたのです。

 

また病気が再発したのでしょう。

 

この歳での再発はつらいでしょう。

年齢からくる鬱もあるでしょうし、子供たちも手を離れ寂しさもあるでしょうし、何より一度壊している心なので、崩れるのは早いかもしれません。

 

そんな彼女がいきなり私に手紙をよこしたというのは、私への

「SOS」だったのでしょうか。

会いに行った方がいいのかと迷っています。

一応は返事の中に行ってもいいかと打診したのですが、もちろんまだ返事は来ません。

 

父が転勤族だったため、私の卒業した高校はもう遠い存在です。

でも青春の思い出はそこにあります。

親友と呼べる友達も何人かそこにまだいてくれます。

数年前同窓会があったのですが、珍しく私は予定が入っていて欠席したのです。みんなに怒られました。(笑)

 

在宅介護でも病まなかった私の強靭な心を分けてあげたい。

 

今はそんなことばかり考えております。

Source: 鬼嫁介護日記