介護の愚痴はここだけで・・・

私が介護をしていたことを知っている人は、本当に仲がいい人だけだ。

まあ、だれでもそうだろうけど、いちいちそんなことを言う人はいないだろう。

何かの折で

「あ、おばあちゃんが待っているから帰るね」

などと言うと、

「え?おばあちゃんって同居?」

「介護」

と言うと、たいていの人が驚いてくださる。

 

よく言われたことは

「介護って介護してるんだよね?まったくそんな風には見えなかったよ」って。

 

仕事していた時は特にそうだった。

仕事は一日とて休んだことはない。

そのころの夫は、どちらかと言うと、時間的なことは、自分の方が犠牲になってくれていたので、私が仕事をおろそかにすることはなかった。

それでも上司には、介護姑がいるので、なるべく定時で帰してもらえるよう頼んでおいた。

だから、私は雑務は手際よくこなし、どうしても間に合わない時は家に持ち帰って、姑を寝かせてからやったものだ。

前にも書いたけど、やっぱり50代は若い。

50代だから出来たと思う。

 

介護の愚痴は、子供たちに面白おかしく愚痴った。(笑)

それで、このブログが誕生したと言うわけだ。

 

おかげで、外ではあまりしゃべらないで済んだと言うことか。(笑)

 

最後まで一番心配してくれたのは、姉だったかもしれない。

初めは仕事、リタイアしたら一緒に旅行行こうって約束していたのに、こちらは介護があるのでなかなか行けない。

ようやくショートが取れることがわかって、行けるようになったのはずっと後である。

介護で好きなことをするのもままならないと可哀想に思っていた姉も、上手に時間を作って趣味に生きている私を見て、最後はあまり言わなくなっていった。

 

それでも施設に入れることを報告したときは

「よかったね。もう充分じゃない?」

と、喜んでくれた。

 

気分転換、これが大事。

そして愚痴が心おきなく吐き出せる場所があること。

これが一番大事。

そしてそこに共感してくれる相手がいること。

これ、本当に大事。

 

ブロ友さんには感謝の日々である。

Source: 鬼嫁介護日記