介護とリラックスタイムのバランス
新しくコメントを下さったブロガーさんの中に、介護をしているというのに、旅行にも行けて羨ましいと言われましたが、そこまでいくのにはそれなりの苦労があったんです。
な~んて言い訳みたいですが。(笑)
旅行好きな私たち夫婦が、パタッと旅行にも行けなくなったのが、もちろん、姑の介護を引き受けた時からでした。
それでも大好きな仙仁温泉だけは行きたいよねということで、介護を始めてから3年か4年ほどまでは、不自由な姑を連れて、その温泉だけは行ってました。温泉にも抱えながら姑を入れてやってました。
今思うと決して楽な温泉旅行ではなかったけれど、娘夫婦や次男が一緒に行ってくれたので、家族旅行が出来たことで楽しかったのも確かです。
そのうち、姑の方が長いドライブに耐え切れなくなって、行かないと言い出してくれた。
そして、ようやく私たちもショートという制度を知って、それを利用して旅行できるようになったのでした。
本当はもっと早くから夫は知っていたようですが、姨捨みたいで抵抗あったと言うんです。
これも今から思うと、笑えます。
介護は長くなればなるほど、心は病んできます。
何でもない事でも、イラっとしたり、怒れてきたりします。
もう、顔も見たくないし、声も聞きたくない。
そして何より気配を感じるだけで、腹立たしくなってくるのです。
前にも書きましたが、所詮、ショートと言えど一過性のもので、根本の解決になるわけではないので、一時だけの心の安楽に過ぎないのです。
それでも、これがあったから、10年やってこれたのかなあって。
Source: 鬼嫁介護日記