「4月2日は世界自閉症啓発デー」

博多駅を歩いていると、何人かの市職員かと思われるお兄さんたちが路上でファイルを配っていたのです。

私は拒否したけれど、夫は

「なんか勧誘されるものじゃないよね?」

と言って、そのファイルを手にしました。

 

それがタイトルです。

 

中に入っていたパンフレットを見ながら、夫はいたく興味を抱き始めたのです。

もともと「発達障害」という言葉に違和感を抱いていた夫。

なんでもかんでも病気のせいにしてしまうことに異を唱えていた夫。

 

「こんな子は昔からたくさんいたし、それも個性だと思われてきたことが、病気にしてしまうことにどうしても理解できない」

と。

 

確かに、発達障害の特徴を読んでいると、恐らく私たち自身もいくつか当てはまることがあるからだ。

 

①急に予定が」かわると混乱

②思ったことをそのまま口に出す

③言葉通りに受け取り、相手の意図をつかみにくい

④周りの人に助けを求めることが苦手

 (そもそも思いつかない・・・)

⑤同時にやることがたくさんあると大パニック

⑥ほしいと思うと衝動的に次々に買って後悔する

⑦いろいろな感覚のちがい

⑧いろいろな優れた能力

 

どうです?

なんかドキッとしません?

 

また、もう一つのパンフレットには

 

こんなことありませんか?

・順番が待てない

・片付けができない

・字の読み書きや計算が苦手

・気になるものがあると周りが見えない

・計画や予定が立てられない

・初めてのことにパニック

 

他にもこんなこと・・・

 ・優先順位がたてられない

 ・急に予定が変わると ひどく嫌がる

 ・あれこれ言うと聞き洩らしがある

 ・他への影響を考えず、深夜までゲームばかりしている

 ・同じ失敗を何度も繰り返す

 ・初めての場所でひどく不安がる

 ・緊張しすぎて肝心な時に失敗する

 ・嫌なことがずっと気になる

 

・言葉通りに受け取る

 

他にもこんなこと・・・

 ・冗談が通じない

 ・その場の空気が読めない

 ・人の気持ちを察するのが苦手

 ・すぐにばれる嘘をつく

 ・一方的にしゃべり続けてしまう

 

・音に敏感

 

他にもこんなこと・・・

 ・洋服のタグを嫌がる

 ・においに敏感

 ・極端に暑がり/寒がり

 ・抱っこされるのが苦手

 ・怪我をしても痛みに鈍い

 

 

もうここまでくると、

えっ!?私ってひょっとして「自閉」?

って思ってしまいますよね。

 

脳の働きの違いから発達の凸凹が生じ、それにより社会の中での

生きにくさや不適応が生じた時、その違いを「障がい」と呼ぶことがあるんだと書かれてあります。

「違い」があるということが、悪いとかダメだと言ってるのではなくて、

「違い」を知ることによって「違い」に合わせた工夫の仕方を知ることが大切なんだと言っております。

 

実際生きにくい方もたくさんおられるようで、悩んでおられる方もたくさんおられるようです。

「自閉」を知ることで、周りの人たちが広い心で接してくれるのなら、こういった啓発運動も活きてくるんでしょうね。

 

実際は難しいことも多いでしょうけど。

特に職場においては。

 

片付けの苦手な夫も自閉だし、思ったことを口に出す私も自閉だし、

二人でそう言い合って長い電車の中の時間を過ごしました。

Source: 鬼嫁介護日記