介護をやっていたからわかること

昨日の記事に反応してくださったブロガーさん、ありがとうございます。

返事はゆっくり書かせて頂きます。

 

在宅介護をしていたからこそ、わかるってことはいっぱいありますよね。歩行介助、トイレ介助、食事介助、着替え介助といった介助は当然介護につきものです。

私はその他に、入浴介助も5年ほどやってました。

ここに通院が入ってきます。

我家は2年前から訪問診療に変わりましたが、イレギュラーな通院も前はよくありました。

 

もちろん生活をしていくわけですから、食事の用意、衣服や寝具の洗濯、季節ごとに用意する衣服(傷んでくれば買い替えなければならない)、紙おむつやパッドの用意、歯磨きセットのチェック、デイやショートへの準備と、言い出したらキリがない。

 

これだけをこなしていくだけでも大変なのに、恐らく親たちはそれだけでは済まないことが多いのです。

 

そう、黙っていてくれればいいんですが、ここに一番やっかいな口が付いてくるわけです。

 

罵詈暴言を吐く親もいるだろうし、うちの姑のようにやたらと嫁に「あれしてこれして」を要求する親もいるだろうし、で実は前者よりこちらの方が心を蝕むんです。

 

名前を呼ばれるたびに、最後は虫唾が走り、無視しましたものね。

それでも空気が読めない自己中の姑は、私が返事するまで名前を呼び続けてましたからね。

 

今、ロングステイをしている時だって、私の顔を見れば何か言わなきゃソンソンと思っていて、必ず何か要求してくるのです。

 

先日の「切れ痔」?問題もしかり。

少しの我慢が出来ないのです。

家にいた時でも、ちょっとでも自分の体に変化があると大騒ぎ。

「makoさん、このアザは何かね?」と。

そんなもん、わかるわけないじゃないですか。

「どこかにぶつけたんじゃないですか?」

と答えれば

「どこでぶつけたのかねえ?ほっといてもいいのかねえ?」

と、どうでもいいことを延々と言ってくるしつこさ。

 

私が10年近くも頑張ってこれたのは、息抜きをうまくやれたからです。

友達との旅行も家族との旅行も、堂々とやれたし、仕事以外の付き合いも趣味も臆することなく、堂々とやったし、介護で犠牲にすることはしなかったからです。

確かに体は疲労困憊したこともあったけど、好きなことをやるときは違うエネルギーが湧いてくるもんなんですね。

 

だから、在宅介護をなさっておられる嫁様方、どうぞ息抜きを忘れないように。ショートを上手に使ってリフレッシュしてください。

行きたくないとほざく義親に対しては、ご主人に強く言ってもらいましょう。嫁の休息がいかに大事なことかをもっと亭主族は知るべきです。

嫁様が先に逝ってしまえば、困るのは亭主族ですからね。

 

女の人は我慢強いんです。

それに甘えていてはいけません。

Source: 鬼嫁介護日記