距離感ねえ~・・・

Fさんが、物理的な距離の必要性をコメントされましたが、確かに遠くにあるから寛大になれるってことありますよね。

 

毎日毎日同じことをチクチク言われ、やってあげても確認しないと気が済まないナニサマに、どれだけ心を折られてきたことか。

 

このままいけば、間違いなくナニサマを恨みこそすれ、優しい気持ちで接することなんぞツユほども出来ないと思っていた。

ナニサマが亡くなったら、本気でお赤飯炊くんじゃないかと思われるほど、嫌悪感に満ち満ちていたが、離れたら不思議とあれほどの憎しみは無くなった。

 

「あれもってこい、これもってこい」の理不尽な要求にも、寛容でいられる。

その時だけ会えばいいのだからと思うと、なぜか許せる。

 

そう思うと、同居介護はせいぜい5年だね。いや、3年かな。

3年ぐらいなら、まだ優しさが残っていると思う。

 

私は自分自身も姑の立場である。

子どもたちは可愛いし、孫も愛おしい。

婿も嫁も私は大好きだ。

それは距離を持って接しているからだと思う。

婿も嫁もどこか私に遠慮しているところがある。

そして、私もまた遠慮しているところがある。

私はそれでいいと思っている。

その微妙な距離感が、円満な秘訣のような気がする。

土足で心の中に上がってくる人を私は好まない。

相手を大事にしない人も好まない。

自分しか大事にしない人なんか、もってのほか。

 

遠くから見守れるそういう関係であればいいのかな、と。

Source: 鬼嫁介護日記