もうすぐゴールデンウィーク

1980年代の半ばに、「太陽と緑の週」を作ろうという運動があったそうだ。つまり、4月29日から5月5日までを法律でまるごと休みにするってことらしい。

カレンダー次第では土日を含めて10連休誕生だと、労働組合が押し進めていたそうな。

それが5月4日が休みになったせいか、運動は下火になっていったんだとか。

社会の変化の中で、やがてこの「太陽と緑の週」も遠ざかってしまったと言うわけだ。

さて、令和になろうとしているこの5月に、ついに10連休がやってくる。

今更、私たちのようなリタイア組には10連休もなにも関係ないですけどね。(笑)

 

でも、国民みんなが10連休ってわけではないですよね。

サービス業界は、稼ぎ時だし、うちのバアチャンが世話になっている施設だって休みじゃない。

病院だってどうなるの?

みんな救急病院に殺到?

仕事している人の子供さんの保育園は休園?

どうするの?

 

どうやら10連休が「うれしくない人」が4割にものぼるらしい。

 

かくいう我が娘の職場は10連休、関係ないそうだ。

かといって婿殿にずっと子守を頼むのもなんなんで、半分休みを取るらしい。

 

昨日のTBS系のTVドラマ『わたし、定時で帰ります。』を、見られた方おりますか?

 

産休から復帰した先輩の働きぶりに違和感を感じる主人公。

内田有紀扮する先輩が、やたらと張り切って定時を過ぎてもバリバリ仕事をし、周りの社員たちも困惑すると言う内容だった。

彼女の言い分は、

「産休明けで甘えているとは思われたくない」

「子どもが熱出した言えば早退。だから産休明けの女性社員には重要な仕事が頼めないと言われるのが嫌だ」

「せっかく培ったキャリアもそれで失う」

などと、内田有紀の口から、職場における女性の立場の難しさを切々と訴えるシーンに思わず「そうなんだよね~」と同調している自分がいた。

 

娘も子供が出来ても、結局1年で復帰していった。

彼女には私たち夫婦が付いているから、何とかここまでやってこられたが、そうでない核家族の夫婦は四苦八苦しながら毎日をこなしていってるんでしょうねえ。

 

このドラマのいいところは、現代に働くすべての人を応援する「心温まるワーキングドラマ」に仕上がっているところ。

「定時で帰る」がモットーの主人公は、決して間違っていない。

なぜか、定時では帰れないようなブラックなイメージを作ってしまった現代の働き方に問題があるんだと思う。

 

私の元職場も、若いうちはなかなか早く帰れなかった。

仕事が多すぎて、とても時間内ではやれなかったのだ。

当時はパソコンなんかある時代ではない。

計算一つ、ようやく計算機が出来た時代だ。

オムロンの卓上計算機が1万円の時代だ。

姉が就職祝いに買ってくれたことを思い出す。(笑)

 

私は介護が始まってからは、ほぼ定時近くに帰った、というか帰ることにしていた。そうしないと仕事が続けられなかったからだ。

その代わり、よく働いたな~。(笑)

 

話がそれた。

長いゴールデンウイーク、行楽地は混んでいるだろうから出かけたくない。

友達と奈良の吉野山だけ行ってくる予定だ。

 

 

Source: 鬼嫁介護日記