平成のうちに終わってよかったこと。
もちろん、介護のことです。
でもね、本当のこと言って、こんなにうまくいくとは思っていなかった。
「10年が節目」だと言い聞かせながらの毎日だったけど、あくまでも夢にすぎないと半ば諦めながらの自己鼓舞でした。(笑)
ナニサマ面会時間が1時間だったと書いたら、やっぱり驚かれてしまった。(笑)
そーだよね、だって一番驚いているのが自分なんですから。
あんなに嫌っていたバアチャンのカウンセリングまでしちゃうなんて、私って相当なお人よしだよね。
いや、バカかも。
元々、ナニサマは元気な時から、やっぱり寂しがり屋だったのか、心配して顔を出してやると、なかなか解放してもらえなかったわ。
帰ろうとすると
「そういえば・・・」
と話が再び始まるのだった。
そのねちっこい性格は、未だ変わらず・・・だ。
自分に厳しく言った職員の悪口を言いながらも、その職員さんが世話をしにやってくると、どこから出るのか急に猫なで声で
「悪いねえ。いつもすみません」
って。
女はいくつになっても、いや歳をとればとるほど、魑魅魍魎と化する。
口と心は裏腹。
さすがに職員さんも見破っていたな。
「え?どうしたんですか?」
って、かえって怪訝な顔をしてましたわ。(笑)
考えてみると、平成って31年、実質30年、私ってその3分の一、介護に尽くしたんだよね。な~んちゃって。
私が復職したのも平成元年。
寿退社して、10年主婦してなぜか運よく?いや運命のいたずらか、返り咲いて最後まで職務全うして、やっぱりこの仕事って私にとって天職だったって思わせてくれた平成だったなって。
介護というおまけがついたものの、悩み愚痴りながらも病気にもならず、これまた全うできたって今は思えるし、言える。
バアチャンの性格はどうしても好きにはなれないけれど、ヒトトシテ
対応することは私の人間性に関わる問題です。
もう、介護は出来ないけれど、嫁姑関係もやりたくないけれど、だけど関係は死ぬまで続くわけだから、嫌って生きるより、上手に生きる方を選択したってことかな。
あ~、あと1時間ちょっとで平成が終わる。
きつい平成だったけど、思い出多い平成でもあったな。
私は昭和を今でも引きずっているけどね。(笑)
そんな平成最後の夜。
今夜は次男一家と夕食を共に。
孫太郎はよく笑ってよくしゃべってくれた。
もーーーーーー顔見てるだけで
し・あ・わ・せ
Source: 鬼嫁介護日記