専業主婦だったら・・・
さて、すっかりサボりがちな朝散歩。
今日は意を決して行ってきましたよ。
やっぱりこのゴールデンウィークの疲れが残っているみたいで、気力がイマイチねえ・・・なんて言い訳していること自体、嘆かわしい限りですから。
5月に入って花たちが元気に咲いてます。
この左上の花、これが「なんじゃもんじゃの木」です。
白い花があちこちに咲いていてなんだか嬉しかった。
ところで、夫婦の話です。
なんだかんだ言っても、昭和の嫁は、やはり貞淑に夫に仕えるように出来ているのか、理不尽だなと感じても、10言いたいところを1に減らしてやっとの思いで言っているって感じ、ありません?
え?今どきそんな貞淑な嫁なんかいないって?
それこそ「化石」ですって?
私が夫に
「私だって言いたいこといっぱいあるけど、それを言ったら喧嘩になるっていうのもわかるから、グッと我慢して飲み込んでいるのよ」
と言ったことがあります。
すると、必ず夫が
「我慢してるって?あなたが?
あなたほど言いたいこと言ってる嫁さんはいないと思ってるよ。
俺の方が傷ついていることがいっぱいあるよ」
と言い返されました。(笑)
確かに言いたいことは言ってるかもしれないけど、肝心なことは結構ストレートには言えないんだよね。
例えば、ナニサマのことなんかはね。
だから10年も我慢して介護してきたわけです。
これでも、私は自分自身が働いていたから、経済的なことも夫に頼らなくてもなんとか出来る状態ではあったから強かったとも言える。(笑)
好きなものも遠慮しないで買えたし、結構家具なんかは好きな方なので、夫には相談しないで買ったりしていた。(笑)
夫もそのことに対して取り立てて文句を言う人ではなかった。
夫も私も忙しい職業だったから、お互いのことを干渉しあうこともあまりなかった。
そのうえ、私は3人の子育てで必死だったから、夫なんかお金さえ運んできてくれればいいわ(笑)ぐらいな気持ちでいたと思う。
経済力があるっていうのは、確かに女の人でも強くなるっていうのをしみじみ感じましたね。(笑)
これが、専業主婦だったらと思うと、やはり今ほど言いたいことは言えなかったかもしれません。
それに外の世界もあまり知らないだろうから、そういうものだと思って生活しているのかもしれないし。
そんな専業主婦で介護をすることになったら、どうなっていただろうと思うだけでゾゾ気が走ります。(笑)
まず無理でしょうね。
逃げ場がないというのは最悪ですからね。
私は仕事があったし、そこで生まれた友達もたくさんいたし、気が紛れることがたくさんあったから、介護が出来たんだと思っています。
忙しかったけど、その忙しさが自分を癒していてくれたんだなと思っています。
不思議と忙しいと体もよく動きますからね。
仕事をリタイアしてからの方が介護は辛かったですね。
私は時々、母方の実家のことを思い出すのです。
前にも書きましたが、いつも私たちには優しいおばあちゃんが、曾おばあちゃんに声を荒げて怒っていたことを。
その時の光景を今でも覚えているってことは、幼い私にも衝撃的な出来事だったんでしょうねえ。
今思うと、我慢しきれなかったおばあちゃんの気持ちが痛いほどわかるのです。
曾おばあちゃんもかなりのワガママバアサンだったって母が言ってました。大きな農家のお家だったけど、気に入らないと布団から出てこないような人だったって。(笑)
そういう人には、仁徳のある連れ合いがつくのか(笑)、曾おじいちゃんは勤勉家で徳農家主で、田圃や畑をたくさん持っていたそうな。
働きすぎて早く亡くなったらしい。
曾おばあちゃんは、腰が曲がってもなお生きておりましたけどね。(笑)
やっぱりストレスフリーの人は、昔も長生きしてたってことですね。
話を戻して、私は結婚したときは専業主婦だったのですが、そのあと、是非と言って呼んでくださる人がいて、仕事に復帰することになったのです。
その時は3人の子供を抱えて無理だと思っていたけれど、人間、やれば出来るんだってことを身をもって経験した一人です。
おかげで働きながらも介護することが出来たんだと思います。
Source: 鬼嫁介護日記