人を思うということ。

特に相手を思うということは、難しい場合もあるのですね。

 

実は、朝ドラネタに何言ってるのって感じになりますが、今朝の『なつぞら』を見ていてしみじみ思ったのです。

好きだから好きと言えない。

好きな人の夢をそのことを言ってしまうことで諦めさせたくない。

 

一方、応援してくれる相手の言葉になぜかだんだん悲しくなってくる。

それは、自分も相手が好きだという気持ちに気づいたから。

 

な~んて、今日のなっちゃんと天陽くんの気持ちを勝手に解釈している私。(笑)

 

今、オバサマたちの中で、天陽くんフィーバーが起きているとのこと。

わかるなあ~。

朝からいい男ばかり出てくるドラマは、一日を明るくしてくれるもの。

 

この舞台になっている北海道の十勝地方。

実は、私が子供のころ住んでいたところでもあるのです。

 

お菓子屋さん「雪月」がある帯広から、私の住んでいた上士幌(実際はもっと山の奥(笑))まで電車で走ると、あのTVの映像のようにだだっ広い草原が続き、赤い屋根のサイロがあちこちに見られ、春になると生まれたての仔馬が母馬の後を追うように歩いている姿が見られ、どんなにか感動したか。

今でも目をつぶれば、その光景が浮かんでくるのです。

 

島流しのように北海道の地に赴任した父。

母は悲しみのどん底に陥っていたようだが、あ、これ、半世紀以上も前の話ですからね、誤解のないように。(笑)

私は、あまりに美しい自然に感動し、ここで生活することにワクワクしたことを覚えています。

多分、恐らく、今の私を作ったのはこの北海道だったと言っても過言ではありませんから。

 

山の奥深いところに電力会社がありました。

ダムを造るためです。

父はそこで設計士として働いていました。

私たちは会社が造ってくれた小学校に通っていました。

ここで2年間、小2,3と暮らしましたが、最高に楽しかった2年間でした。

 

週末になると一家で、帯広へよく買い物に出かけました。

「ハゲ天」で天丼を食べ、「千秋庵」でクリームソーダを飲むのが、私の一番の楽しみでした。

だから、「雪月」さんは、どのお店をモデルにしているのかなと想像するだけでワクワクしてしまいます。

 

夫と二人で私の思い出旅行をしたとき、あの感動した景色は確かに残っていましたが、住んでいたところは無くなってしまっていたことが衝撃でした。

 

今夏もまた、あの十勝を歩いてみたいと思っています。

 

今回の朝ドラは、実は私にとって思い出深いゆかりの地でもあったのです。

 

あ、人を思うこと、でしたね。

人を思うって、時には残酷なことなんだなあと思ってしまいます。

でも、日頃の生活の中で、相手を思って生活するってこと大事だと思いませんか?だれに言ってる?(笑)

Source: 鬼嫁介護日記