「資産寿命」の延ばし方の心構えとは・・・
23日付の朝日の一面は、
人生100年 蓄えは万全?
つまりは長い老後を暮らせる蓄えにあたる「資産寿命」をどう延ばすかってことです。
結局年金だけではあてにならなくなったってことです。
そんなことはもうだれでも知っていることですが。
平均寿命が延びる一方で、少子化や非正規雇用の増加で、年金支給額の維持が難しくなってきているというわけだ。
よって「細る年金 自助促す」という結果になるのです。
年金だけが収入の無職高齢夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の場合、家計収支は平均で月約5万円の赤字。
蓄えを取り崩しながら20~30年生きるとすると現状でも1300万~2000万円が必要となってくるというのだ。
なので、現役期は「少額でも資産形成の行動を起こす時期」だという。
退職前後の時期は「退職金はいくらか、その使い道などのマネープランを検討する」。
高齢期は、資産の取り崩しを考えるとともに、取引先の金融機関の数を絞る。要介護になったとき、だれにお金の管理を任せるかを考えておく。
とにかく「資産寿命」をいかに延ばすかは、前もって考えておく必要があるというわけです。
皆さん、当然自分の老後のことを考えていますよね。
でも、若い時は考えられないものなんですよね。
自分が歳をとるなんてこと、考えられないし、考えたくないし、その時は考える必要もないと思っている。それが人間です。
ナニサマに施設の話をしたときに、心配そうな表情をしたのは、施設のことより施設に入る費用のことを心配したのでしょう。
ナニサマの頭には、老人ホームに入るにはたくさんの費用が必要であるということがあったと思います。
もともとナニサマは、一人になった時点で、いつかは老人ホームへと考えていたようです。
私との確執を感じていたからです。
なのでナニサマはしっかり蓄えを持っていました。
入る際にも夫はナニサマに
「心配はいらない」
とナニサマを安心させていました。
だれでも老後は不安です。
特にナニサマのように体が不自由となると、自分では何もできない。
役所に行くことだって出来ない。
銀行に行くことだって出来ない。
なので、早々と息子である夫に、すべてを託したのです。
これは賢い選択でした。
おかげでナニサマは何一つ心配することのない老後となっているはずです。
私たちの老後はどうでしょうか。
考えると暗くなるから考えません。(笑)
Source: 鬼嫁介護日記