衝撃的な放送&ナニサマの転倒

午前中の草取り仕事に疲れ果てた私が、パソコンの前に座っていると夫が、

「出かけようか」

と声をかけてきた。

夫の「出かけようか」は、お昼をどこかで食べて、温泉に入りに行くことである。

朝早くから草取り作業をやったので、温泉に入って疲労回復を望もうってことのようなので、

「いいよ」

と答えた。

 

途中、瑞浪あたりの村を車で通り過ぎた時、何やらチャイムのような音を聴いたような気がした。

 

「今、ピンポンパーンって聞こえたよね。外だよね?」

「うん、村の放送じゃないか」

 

窓を開けると、衝撃的な放送が流れた。

 

「行方不明になっていた65歳の女性は、無事保護されましたので、お知らせします」

 

ええええーーーーっ!これって認知症患者の徘徊ってことだよね。

 

しかも年齢が65歳って。

ショックだった。

 

そんな会話の後で、夫に電話が。

なんとまたまたナニサマの施設からの電話だった。

今度は、なんとなんと、ナニサマが転倒したというのだ。

トイレで移乗の最中に、よろめいて壁に頭を打ち、傷をしたと言うのだ。

だからあ~、足の補助具を外していてよかったのかって話。

踏ん張れないよね。

 

病院に行くほどのことではないとのこと。

 

私が介助していた時でもよろめくことはよくあったけど、私は力が強いからナニサマをなんとか支えたけど、何しろ重いからねえ。

捨て身だから、余計に重い。

女の人だと、咄嗟の時に支えるのが大変だと思う。

 

30日に会いに行くので、様子を見てきたいと思っている。

 

不死身だったナニサマにも暗い影が・・・。

な~んてことは断じてないと、残念ながら断言できる。

Source: 鬼嫁介護日記