施設の対応を考える
実父の姉である伯母が亡くなった。
享年99.
認知症を患い、長い間施設にお世話になっていた。
明るくて気風のいい伯母だった。
義伯父が経営していた会社はとうに従兄が継いでいた。
義伯父ともう一人の従弟はとうに亡くなっている。
従兄とはいわゆる親戚づきあいをしていたので、姉に訃報が入った。歳も歳なので、家族葬にすることにしたと言っていたそうだ。
夏の墓参りの際に、線香をあげに行こうかと姉とは話していた。
もう長いこと、この伯母とは会っていない。
毎年会っている叔母に言わせると、車椅子生活だけど、元気でいつもニコニコしていると言っていた。
妹の叔母のことももう忘れてしまって
「あんた、だれだったけね?」
と毎回言うそうだ。
でも穏やかに暮らしていると言っていた。
叔母は、あんなに至れり尽くせりしてもらっていたら長生きするわねと、言っていた。
今回、ナニサマの転倒の件で、介護職に就いておられるブロ友さんからアドバイスを頂いた。
数か月後に、慢性硬膜下血腫とかがあるかもしれないと。
こういうことがあったら、家族の人がクレームをつけてきてもおかしくないとのこと。
確かに、夫は少し憮然としてましたが、大したほどのことではないとの報告を信じるしかないと思ったようだ。
私が30日にそちらに伺うので、それでいいかと尋ねたら、それでいいと答えてくれたので、放置してます。
私が介護していた時でも、随分転倒はあった。
四六時中見守っているわけではないので、回避できないこともあった。
車椅子になってからはその心配も無くなって、よっぽどでない限り、頻繁に介助を求めることもなかった。
それでも、なんで?と思うところで、例えばトイレの便器の横でひっくり返っていたこともあった。
そんな経緯があって、どうしても職員さんを責める気にはなれないのだ。
自分が世話できなくなった人を世話してくださる方に、仕事だからと言っても、当たり前には思えないところが、私の甘さでしょうかね。
伯母が施設で最期を終えたことには、寂しい思いはありますが、手厚くしていただいて99まで生きられたことに感謝したい。
Source: 鬼嫁介護日記