姉とのライン

旅行中は見舞いに行けないので、酷とは思ったけど、姉には温泉旅行に行くことを告げておいた。

その間、繋がったラインで姉とは旅行中もやりとりを続けていた。

 

花の大好きな姉には、石楠花やらツツジの写真を送ると

「綺麗ねえ。こちらより1月ほど遅れて季節が来ているみたいね」と。

 

(仙仁温泉の宿の部屋についている庭にあった石楠花)

 
(菅平にあったツツジ)

 
姉は自分の家の紫陽花を思い出したようで。
「今頃我家の紫陽花が満開だと思うけれど、見れない・・・」
と寂しそうに呟く。
 
そんな姉を慰めるために、孫くんが見つけた「四葉のクローバー」の写メを送った。
 
 
「ありがとーラブラブ
と言いながら、
「でも心不全は治らないと聞いてしょげています」
と。
 
「再入院を繰り返すと1年前後で亡くなるそうです。
生き方を考えるようにと・・・」
 
それでも前向きに
「今まで通りにはいかないけど、なんとか長生きする気です」
とも。
 
「こちらも雨が止んで、楽しい旅行になってよかったね」
と精一杯の労い言葉をくれた。
 
そんな姉、朝には
「昨日はセンチメンタルになったけど、少しでも長生きするつもり」
と言ってきたのでホッとした。
ようやく写メが送れて
「ヤッホー100点
ですって。
アナログ人間も、少しずつ変わりつつある。(笑)
 
菅平で見つけた白い花。
 

 
桜の種類のように思えたが、名前がわからない。
 
姉に写メを送って聞いてみた。
 
「山に咲いていたら野生の梨の花かもしれない」
とのこと。
さすが物知り姉だ。
 
そのあと、今回は投薬治療だけど、その後はカテーテル手術になることを医師に告げられたらしい。
 
今日は久しぶりに姉の見舞いに行く予定。
 
気丈なところが痛々しいけど、こちらも普通にいられるので助かる。

Source: 鬼嫁介護日記