ナニサマへの便り

昨日帰ると、テーブルの上に1通のハガキが。

 

いつもの義叔母(ナニサマの妹)からのナニサマへの近況便りである。

義叔母も曽孫が出来、その喜びを便りに託してくることが多くなった。

そして、必ず最後に1首、俳句が書いてある。

 

ところが、昨日の便りにはその俳句がなかった。

 

ナニサマより10歳年下の叔母である。

字もしっかりしているし、趣味をたくさん持っている人でもある。

義叔母は、甥の夫がお気に入りなので、ハガキの宛名には必ず夫の名前が書き連ねてある。

我家にも何度か来てくれた。

 

私にも同じくらいの年齢の父方の叔母がいる。

一番マメに私にも時々便りをくれる。

老眼はないのかと思うくらいの小さな文字で、ハガキいっぱいに書いてくる。

この叔母の特徴は、自分はどれだけ働き者であるかを自慢してくるところである。(笑)

庭の草木の剪定をした。裏の庭に夏野菜をいっぱい植えた。

ここまではいいけど、梯子から落ちて怪我した、とかになると、おいおい、息子夫婦に迷惑かけるなよと言いたくなる。

そんな叔母もどうやら少しボケ始めたようだ。

従弟が「同じ話を何度もするようになった」とこぼしていた。

 

80過ぎると、急激に体力や知力が衰える。

 

でも世の中には、90過ぎてもシャンとしているお年寄りもたくさんおられる。

 

義叔母の便りは、そういう意味でも嬉しいものである。

ナニサマにとっては、どうなのかな?

Source: 鬼嫁介護日記