あれから1年

長男夫婦から、「母の日」「父の日」プレゼントが、一緒に送られてきた。

 

 
夫には「能作」というブランドの錫のぐい呑み。
私にはスカーフ留め。
 
嫁さんのお手紙。
孫くんの「じじばばの絵」
家族写真
 
などが一緒に送られてきた。
ありがたいことだ。
 
今日は嫁さんの父親の1周忌だったようだ。
あれからもう1年経ったということだ。
月日の経つのは本当に早い。
最後は緩和ケアセンターに入院されて、そこで最期を迎えられた。
 
日経で緩和ケア医の山崎章郎先生の記事が載っていた。
 
在宅での緩和ケアが適切であれば、在宅看取り率は高く成り得ると。
ただし、緩和ケアにおける身体的苦痛緩和の目標は出来る限り通常の意識レベルを保てるように苦痛を緩和することだというのだ。
意識を保ったままでは、どうしても取り切れない苦痛が存在する場合は、「持続的な深い鎮静」をせざるを得ないそうだ。
 
要は在宅での看取りは難しいってことなのだ。
母も亡くなる前は苦痛を取り除く処置が施されたため、通常の意識レベルは保たれなかった。
 
嫁さんの父親も、最期は同じだったかもしれない。
 
人が亡くなるのって、そう思うと実にあっけないものだ。
 
そして1年はあっというま。
母に至っては、もう数えることも出来ない。
 
今日のTVに94歳のおじいちゃんが、山の中の1軒屋に一人で暮らしていた。時々娘さんが訪ねてくれるとのことだが、基本一人で何でもやっている。
「みんな、腰が痛いの、あそこが痛いのここが痛いのって言うけど、わしは一つも痛いところなんかない」
と言っていた。
 
世の中はいろいろ。

Source: 鬼嫁介護日記