「老後2000万円」の前に元気でいること
前に新聞でこんな記事を目にした。
発見!!若返りの酵素
それによるとこういうことだ。
加齢で減少する血液中のたんぱく質の一種(酵素)を若いマウスからとり、老化したマウスに注射すると、身体活動が活発になり、寿命を延ばすことを日米研究チームが突き止めた、というもの。
いやいや長生きは出来たとしても、健康でも働けなくては、年金積み立てている期間より長くなってしまっては何の意味もない。
まずは働ける職場の確保、働ける年齢までの健康維持が大事になる。
年金だけでは暮らせないことは、もうわかっていること。
だから貯金しておかないといけないよって言われ続けてきた。
うちのナニサマだって、初めは息子なんかあてにしてなかったわけだから、ちゃんと貯めるべきものは貯めていた。
たとえ、施設に行くことになったとしてもその際必要なお金はちゃんと貯めていたのだ。
義父も67で亡くなったが、死ぬまで働いていたし。
昔の人はそのへんはきちんと人生設計していたのではないだろうか。
ところが、金融庁が老後の生活費が2千万円不足すると発表したものだから、年金制度を所管する厚生労働省が野党の追及にあっている。
そもそもその2千万円と計算する際の元データは厚労省が提出していたからだそうだ。
厚労省は、報告書は金融庁が独自に作ったものと言ってるらしい。
そこでみにくい争いが起こっているみたい?
とにかくこんな報告書が出たら野党は言うわね。
「公的年金だけでは暮らしていけない、あとは自己責任でやれということか」と。
でもね、年金だけで暮らせるのは高額給料をもらっていた人だけで、年金だって一律じゃない。
そういう人は人より余計に年金額を収めていたわけだから当然なんじゃないかしら。
それを一律しようとするなら、共産国家にでもしないといけないんじゃないかしら。
この報告書で「年金不安」の声が上がっているが、だからといって改革も難しい。
民主党が挑んで挫折し、その後政権も手放す原因にもなった。
私たちは年金をもらうために一生懸命働いてきた。
だから年金もらうのは当たり前だと思っている。
でも公的年金のからくりは、現役世代が払う保険料を高齢者に渡す「仕送り方式」なのだ。
ということは、現役世代の負担が増えるか、高齢者の給付が減るかのどちらかになるというわけなのだ。
やっぱり給付の安定は、経済が活発になり、より多くの人がより長く働いて保険料を払う社会にするしかないようだ。
そのためには、健康年齢を延ばし、真の70定年を実現させていかないといけないのではということになる。
やっぱり若返りの酵素は必要なんです。(笑)
Source: 鬼嫁介護日記