姑との会話は可能か

すっかり耳が遠くなってしまったナニサマ。

だからといって改善する気はないナニサマ。

聞こえないから、今では顔つきも常に不機嫌だ。

自分の生活だけは守ろうとしているし、その努力はしている。

要は食べてトイレに行けて、風呂に入れて、寝ることが出来ればいいのだ。

 

食事は毎日完食だそうだ。

運動もしなくなったので、相変わらず腰回りは太い。

 

ただ耳が遠くなって、外部の人と会話しなくなったら、認知症になるのではないかという懸念はある。

 

聴力の衰えは、老後生活の明暗を分けるとも言われているからだ。

「老人性難聴」は認知症になるリスクが、第2位とも言われている。

もちろん1位は年齢によるものだ。

だから耳鼻科で診てもらって補聴器をつけるのがいいのだが、本人にもうその気はない。

やはり煩わしいの一言に尽きると思う。

 

先進国で言うと、日本の補聴器の利用者は14%と低い。

イギリスでは47%、ドイツでは37%というから、その低さに驚く。

 

ナニサマのような高齢者が多いと言うことか。

 

顕著な認知症は認識できないが、今のナニサマには明らかに生気がない。好きな洋服にも興味を示さなくなった。

何かをやらせようとしても、すぐに拒否る。

やる気もない。

ただ生きているだけ、という姿になりつつある。

ほとんど介助がなくてはやれない。

それでも職員さんは、ルーティンが決まっているナニサマを手がかからないと言う。

 

毒気が少し抜けてきたのかな。(笑)

Source: 鬼嫁介護日記