二人で食べるには、多すぎる・・・
ふるさと納税やら、夫の友達でステーキハウスのオーナーから頂いた牛のステーキ肉やらで冷凍庫がいっぱいになった。
「食べていかないといけないな」
と夫。
娘宅では、婿殿が帰りが遅いので、なかなか焼肉をすることは出来ない。そこで、次男に電話する。
「今日、夕飯食べに来ない?」と。
可愛い孫たちの顔も見たいしね。
で、急遽焼肉パーティとなったのだ。
孫太郎は下に降ろすとクルリと寝返りをうつ。
昨日でやっと4カ月になったばかりだというのに、かなり早い。
相変わらず目力も強く、滅多に泣かないのも変わらない。
抱っこしているだけで幸せな気持ちになる。
次男夫婦と食事しながら、昔の私たちのゼロからの出発の話になった。話しながらとても懐かしく、すごかったのはその時の貧乏時代が幸せだったこと。
義実家で同居していた時の方が、本当につらかった。
何度も家を出たいと思っていたが、そんなこと許されるわけもなかった。
だけど、成り行きで夫と取るものも取り敢えず家出したときは、不思議と悲しくもなく、むしろ初めて結婚したんだっていう新鮮な気持ちが蘇ってきたことを覚えている。
そう明日からどうする?なんてことは考えず、ただ前進あるのみだった。若かったなあって。
同期の親友が、そんな境遇になった私を見て泣いてくれたが、私は少しも不幸ではなかった。むしろ幸せの絶頂にあった。
それでも新しい生活を始めるにはパワーが必要だった。
実父も秘かにサポートしてくれたので、今の自分がある。
建築中のアパートを見つけ、出来たらすぐに入居した。
入居第1号である。(笑)
大家さんとも仲良しになった。
その時思ったのは、お金って天下の周りものだなって。
私の退職金やらなにやらがまとまって入ってきて、それで生活必需品を買ったり、電話を引いたりした。
夫もすぐに給料が上がり、生活は波に乗っていた。
同居は地獄。
あの姑とはとても仲良くやっていくことなんか出来ないと思った。
そんな話で盛り上がってしまった今日の晩餐。(笑)
こんな風に、スープの冷めない距離に住んでいてくれる次男一家に感謝である。
Source: 鬼嫁介護日記